ここのレビューを見てから読んでみました。
あまり期待していなかったからか結構面白かったです（笑）
続くとわかっていて読めば言葉足らずなところも許せました。
今までになく強引でマイウェイな王子なので、
行動が読めない感じは良かったですよ。

姫が間諜としていくところは「他国にこの姫がいると知られてなく、身元がわからないから？」と勝手に納得してました。
何だかんだでスラスラと読みやすいので続きが気になります。

あらすじが非常に好みなので買いました
話の設定は悪くないと思います
キャラクターの設定も悪くないと思います
ただ肝心のラブが付け足しなのです
ええ、いつのまに？
と、思ってしまいました
なんかこう、もっと色々とできると思いました
読後感は非常に歯がゆかったです

設定やキャラクターなど魅力的な要素は多々あるが、生かしきれていない。
他の方も指摘しているように王族が自ら間諜として赴くところがまずおかしい。ここをはっきりさせないとストーリー自体が破綻してしまう。
あと、さして重要でもない役割の人物が多く、頭の中で整理できない。役割を合体させてキャラを減らすべきだと思う。
加えて説明に多く文を割いているわりに状況や時系列がわかりにくい。

主要キャラクターが魅力的なだけにもったいないと強く思った作品だった。

正直表紙と雑誌のあらすじにだまされた気分。
少女小説としてというか、小説としての盛り上がりに欠けた。

ビーンズの今期の新人賞の最後で一番面白くないものを読んでしまったと思う。
期待はずれ度NO１だ。
花嫁衣裳か死装束かと煽られていたが、でも選ぶのはヒロインではなくヒロインの祖国。ヒロインが決死の覚悟をするわけでも、国のために奮戦するわけでもなく、だんまり決め込むというのが非常に退屈。（王族として云々かもしれないが、処刑されるかもしれないなかで、祖国の反応を待つヒロインの葛藤がなくて感情移入できない）
ヒロインの心理描写がなくて、緊迫感伝わってこないし、悲壮感もない。
（比較的冷遇されて育ったという説明があるわりには暖かく送り出されているし、一番信頼できる従者もつけてもらってる）
ヒーローと触れ合うことで共感したり、人間的に成長を見せるわけでもない。印象に残ったシーンがまったくない。つまらないという印象しかのこらなかった。

隣国がなんだか怪しい動きを見せたから探りを入れるのはおかしくないが、ちょっと剣が使えて、意識してやっと（植物とかの）精霊の意思を読み取れる程度の能力があるというだけの娘を、従者一人つけただけで敵国に送り出すのは国策として危うすぎると思う。（メリットよりリスクの方が大きいような…）

ヒーローも途中ヒロインとかかわるけど、ラブな描写もなく、ヒーローらしい活躍もない。自己中という印象しかない。

回想や説明で終始していてつまらない。さらに王室の謀略ものとしてもいまいちであり、褒められる要素がイラストしかない。

新人は基本的に、期待を込めて３冊目までは買うのだが、これは続きは買えないなと思った。

　新人さん３人目ですね。あらすじやイラストが好みだったので一番楽しみにしてました。
　そのせいかな、がっかり感が。。。

　ヒロインが敵国にスパイとして入り込むことで物語が始まります。作者はどちらかといえば宮廷陰謀劇を書きたいのかなと思いました。ラブよりもそっちのほうが熱心に書いてあるみたい。正直、「グランド・ラブロマン」は誇張ですね。確かに今後「グランド・ラブロマン」に発展するかもしれないストーリーではあったけど。ラブ的な甘さを期待して読むと、がっかりしてしまいます。

　うーん、オレ様ヒーローがだめなのかなと思った一冊でした。ヒロインは特に引っかからないんだけど（かといって感情が込められるほどではないですが）、ヒーローを好きになれないな。強引なところが素敵!って思わなきゃいけないんでしょうが、どうもただその場の勢いで行動してる人にしか思えなくて……。
　全体を通してヒーローが何をしたいのか不明瞭でした。ヒロインのことも気にはなってるけどラブなのかどうかよく分からないし。頭の中が分からなくて、突然行動だけ見せつけられるものだから「いきなり」感があるのかも。ヒーローの心情がしっかり書かれていればもっと引き込まれたかもしれない。状況を語るのに精いっぱいで、キャラクターの心の動きまでは書ききれなかった感じがする。状況も大事だけど、どちらかといえばキャラクターの心情の方が読みたい。

　文章にはそれほど引っかかりがなかったけど、他の作品と比べると会話が少ない印象。世界観の説明が淡々と続くので少し退屈しました。あと、イラストになってない登場人物が多くて、誰が誰だか分からなくなって混乱しました。コメディな感じじゃないから、それぞれにあまり特徴がないようで区別がつきにくかったです。

　ヒロインは普通にいい子なので、ヒーローを好きになれるかどうかが物語を楽しめるかどうかの分かれ道になりそう。

　綺麗に終わってるけど続編があるのかな。今度こそ、グランド・ラブロマンになることを期待します。