全ての中学生と高校生に、この本を推薦する。
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「抗議する事は、権利ではなく、義務である。」と言ふ言葉が有る。マッド・アマノさんは、正義の人である。だから、アマノさんは、この言葉を実践して居る。この1945年8月6日と9日に、アメリカが行なった行為--広島と長崎への原爆投下--を、アマノさんは、絶対に許さないのである。(もちろん、私もである。)そして、そんな国際法(ハーグ条約)に反する残虐非道な行為をしておきながら、戦った相手国だけを「裁判」の名の下に裁いた「東京裁判」を、アマノさんは、全く認めて居ない。--この絵本は、パロディストであるマッド・アマノさんが、御自分の持つ、パロディーと言ふ武器で、原爆を投下した者たちを告発した、正義の本である。そこには、原爆で、罪の無い子供たちを殺したあの国の大統領らへの告発と、彼らの「正義」への嘲笑が、溢れて居る。そして、中学生や高校生が、歴史を良く理解出来る様に、分かり易い言葉で書かれた文章が、載って居る。--日本の全ての中学生、高校生が、この本を読む事を期待する。(西岡昌紀・内科医/長崎に原爆が投下された日から60年目の日に)