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写真学生 (集英社文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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女性の話はいらない ★★★☆☆
 2000年に出た単行本の文庫化。
 著者は『アジアン・ジャパニーズ』などで有名な写真家・旅行記作家。
 本書は、小説である。半分は自伝のようだ。東京の写真専門学校で過ごした日々の思い出が描かれている。
柱は2つ。女性たちへの恋心、それから写真家としての成長である。はっきり言って、前者はこの小説には不要と思う。なんだか青臭いというか、小説家としての初心者っぽさが出てしまっている。書きやすいテーマだが、作品のバランスを大きく欠くことにつながってしまっている。
 写真家としての成長の軌跡は面白い。
 ただ、写真家・旅行記作家としての著者のファンでなければ、読む必要はないだろう。
飾らない学生時代の告白に共感 ★★★★☆
どうしてもカメラマンになりたかったから、
写真の専門学校に通ったわけではないこと。
専門学校を何度か辞めようと思ったこと。
写真を写す意味が見出せないこと。
女性にろくに告白もできないことなど、
正直に素直に書いている著者の文章に、
感情移入しやすく、共感できる内容。

悩みを持ちながらもその後、写真家として、
徐々に力をつけていく萌芽みたいなものも感じられ、
今、活躍している著者が、
どんな学生時代を送ってきたのかが
手に取るようにわかるのでおもしろかった。
飾らない学生時代の告白に共感 ★★★★☆
どうしてもカメラマンになりたかったから、
写真の専門学校に通ったわけではないこと。
専門学校を何度か辞めようと思ったこと。
写真を写す意味が見出せないこと。
女性にろくに告白もできないことなど、
正直に素直に書いている著者の文章に、
感情移入しやすく、共感できる内容。

悩みを持ちながらもその後、写真家として、
徐々に力をつけていく萌芽みたいなものも感じられ、
今、活躍している著者が、
どんな学生時代を送ってきたのかが
手に取るようにわかるのでおもしろかった。
著者の素直な光景 ★★★★☆
他にも小林氏の著作物を読んでいるが、この一冊はかなりあとで読んだ。
なんとなく気乗りがしなかったからだ。
たぶんなんとなく内容が想像出来たからだろうか、、、。
でも読んでみてもっと早く読んでもよかったと思った。
著者自身の柔らかで飾らない姿がストレートに映し出されていると思ったからだ。
それはアジアンジャパニーズでも感じたが、この本を読んで著者の性格というものが理解出来たし他の出版物の作風も納得出来た。
爽やかな青春小説 ★★★★★
誰にでもあった、十代後半~ハタチ過ぎの頃の、自分を持て余していた行き場の無い熱のような、甘酸っぱい懐かしさのような、何とも言えない感触を鮮やかに思い出させてくれる純文学です。文体も読み易いのに繊細で、瑞々しい。作者と同年代、もしくはそれに近い世代の方なら、ノスタルジックに浸れるかも知れません。この本の持つムードはどことなく澄んでいて郷愁的。作中、幾度と無く出てくる作者の故郷への想いも、共感できます。
私はこの本に出会ってから、初めて写真に興味を持ちましたが、カメラ等に興味の無い人でも充分読み応えのある作品です。