暖かさが心にしみた本
★★★★★
とても入り込みやすい本なので、
没頭してすぐに読み終わってしまいました。
私もいつかどんぐり亭を訪れてみたいです。
そして暖かい自然に包まれて、そして加藤先生の暖かい言葉に感動し、
ぽろぽろ涙が出てしまうかもしれません。
私もいつかは加藤先生のように困っている人の役に立ちたい。
そんな気持ちにさせてくれる1冊でした。
あたたかい気持ちになりました
★★★★★
著者の人柄と自然の力が、傷つい人々人に元気を与えるのだろう。
アフリカから始まった著者の夢が、子供たちや大人たちに今、夢(元気)を与えている。
夢って素晴らしい。そんな、当たり前で、忘れていたことを思い出させてくれた本です。
疲れた時また読み返します。どんぐり亭にも行ってみたい。
元気になる本です。
★★★★★
どんぐり亭とは森の中の山小屋である。そこで、小学校教師の著者が不登校児や親のカウセリングを行っている。自然や畑の力を借りて・・・。
なぜ、自然の力なのか?疑問に思ったが読むうちにわかった気がした。人間も『生き物』だからだ。今の教育は、子どもを守ることにばかり重点がおかれ、子どもにある本来の『生きる力』を奪っているのだ。子どもは、失敗や悩み傷つくことで強くなるのに。
樹木医でもある筆者は「樹を治す」とはいわない「樹が治ろうとする手伝いをする」という。著者の行うカウンセリングも学級経営も同じだ。「子どもたちが本来持っている力をとりもどそうとする手伝い」をしているのだ。それは、とても困難な仕事だ。しかし、著者は自然や周りの人間の力を借りて根気強く続けている。
本の中のアスペルガー症候群の「シンちゃん」の話は本当に感動した。子どもって、親って、人間って、なんてすばらしいのだろうと思った。わたしの中にも生きる力があるのだと思った。
今、とても傷ついている人・子育てに悩んでいる人に、是非、読んでもらいたいと思う。
出会えてよかった一冊
★★★★★
なんて温かい本なんでしょう。
会社のことで悩んでいた私は読んでいて、感動のあまり涙が止まりませんでした。
「しばらく休んだら戻っておいで。みんなが待ってるよ。」
この一言は何度も何度も私の頭を駆け巡り、落ち込んでいた私を元気付けてくれました。
是非たくさんの人に読んでもらいたい。
癒される一冊です。
自然の中で自分を見つける子供たち
★★★★☆
不登校の子供たちと関わる中で、著者は素直につぶやく。
「たくさんの闇を背負った子供が生きる喜びや悲しみを実感して、本来の自分の姿に復帰していくことは簡単なことではない。」
しかし著者は、その困難なことを、自然の中で、ただ子供たちと触れ合うことで可能にしている。
自然が彼ら、彼女らに自分で立ち上がる力を与えてくれると著者は言いたいようだ。
自分は、自然と子供の通訳をしているだけだ。と
不登校の子供たちとのかかわりのなかで、自らも成長した小学校教師の物語としても楽しく読むことができた。
また幾つかの学校復帰への実例から、悩む多くの親や現場の教師の道しるべも示している。
こんな教師は、滅多にいるものではない。
しかし、すべての教師が子供をよくしたたいと思っている。
孤軍奮闘 孤立無援のなかで、多忙や、モンスターペアレントに草臥れていくのだろう。
教師の自己犠牲的なやる気に期待する前に、教育行政が自己改善を願いたい。
教育行政が取り組みべき課題は、著者のように子供たちと触れ合える時間を現場の教師が確保できる教育制度だろう。
そして肩ひじ張らず、のんびりと子供と関わろうとのメッセージに多くの教師や父兄が救われるでしょう。
著者の言葉を引用して、レビューを終わります。
「子育てはお母さんの多くを費やして行う一代イベントです。どうせやるなら楽しんでやってください。
自分の理想像に育てようとするのではなく祖もこの本質に合った方向へ力を貸してあげてください。
子供が生まれたその日のことを忘れず子育てを続けてください。」