小松左京短編集 東浩紀セレクション (角川文庫)
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小学生のころ初めて小松左京に出会い、夢中でつぎからつぎへと読んできた哲学者・東浩紀が「小松SFのような小説は、じつは小松左京しか書いていない。そういう意味では、あのころの興奮はもうずっと味わえていません」と語る、あのころの感動と驚きを詰め込んだワン・アンド・オンリーな短編集。
「進歩と科学技術」への違和感、焼け跡を原風景とした戦争体験、そして上方落語をはじめ伝統芸能への深い造詣――。
複雑で多面的なテーマを変幻自在の文体で読ませる、「地には平和を」から「ゴルディアスの結び目」まで、4番バッターばかりを集めたような贅沢なセレクション!
紙版角川文庫に換算すると700ページ以上にも及ぶ、長大な15編を1冊にまとめた、電子書籍ならではの必携の1冊!
【序文】東浩紀
【特典】生頼範義による迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。
【収録作品】
「地には平和を」
「御先祖様万歳」
「物体O」
「アダムの裔」
「神への長い道」
「人類裁判」
「戦争はなかった」
「静寂の通路」
「東海の島」
「お召し」
「結晶星団」
「お糸」
「ゴルディアスの結び目」
「大坂夢の陣」
「華やかな兵器」
姉妹編『小松左京短編集 大森望セレクション』も同時発売!