聖徳太子という聖者自身にも、努力・偉業・悲劇の数々が分かり、蘇我入鹿はどれだけ人民に愛され、讃えられて(怨霊を恐れてではなく)きたのかが分かります。彼が"聖者"である理由は単に怨霊だというだけではないと思えるくらい。
著者関さんの切り込み方もいいです。
この本は結構前に出た本のようですが、まだ「蘇我入鹿は大悪人」「乙巳の変(大化の改新直前の入鹿さん暗殺事件)の黒幕は後の孝徳天皇にあたる軽皇子」と言う人・番組があとを絶たないのが気になります。
是非読んでみて下さい。
それに、昔からどういうわけか「蘇我入鹿」という名を美しい名だなーと
そう感じていて、また「聖徳~~太子」の名の美しいことは当然ながら
わたし特有のピンとくるもので、凄いドラマが繰り広げられたにちがいない、と
そう感じていました。
それにです、奇妙な縁で、木曽からやって来たという「蘇我さん」に会う機会があった。
青年でしたけど、波動がよくて、始終笑顔で、あの聖徳太子の姿絵のように
頬がふっくらしていて、穏やかでした。
わたしが~~粗末な心の状態だったので、呆れたのでしょう。一期一会の縁でした。
ということがあり、蘇我氏(彼は蘇我の子孫だと申していました)への興味は増していた。
ありがとう。頑張れ関佑二。~