御用船捕物帖 (朝日文庫)
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同心の続木音之進は向島の寮に潜伏中の盗賊野犬の鎌太郎の捕らえ、親しくしている船頭・多吉の船で大番屋まで護送することになった。しかし、突風にあおられて船は転覆してしまい、鎌太郎は行方知れずになってしまう。やり手の定町廻り同心・続木音之進と腕っぷしが強くて江戸の川を知り尽くす船頭・多吉のコンビが、跳梁跋扈する悪を討つ。これまでの時代物では語られてこなかった、江戸の生活とは切っても切れない川を舞台に繰り広げられる、著者の代表作ともなるべき書き下ろし新シリーズ。