納得できます
★★★★★
祖母に手ほどきを受けた後、独学で和裁をしていました。
この本を図書館で見て、「今までなんと無駄なヘラをつけ、無神経に縫っていたのだろう」と目からウロコがボロボロ落ちました。
この本の通りに浴衣を縫ったら、仕立てあがって畳む時にどこにもさわりなく、ピッタリと畳めました。
昔着物で生活していた人のように、繰り回すことを考えた裁ち方も勉強になりました。
すみからすみまで大事な事だらけの本なので、斜め読みができませんが、じっくり腰を据えて
取り組む価値の十分にある本だと思います。
星5つでは足りないくらい
★★★★★
手縫いの着物が好きで、和裁も教室にトータルで1年足らずですが、通い他の和裁の本を見ながら、子供の浴衣などを仕立ててきました。今回、この本を購入したのは、村林先生の『美しい着物姿のために』を読んで、とても素晴らしい先生であることが、文章からもひしひしと伝わってきたから。
この本は、単衣長着を縫う前に基礎として、肌襦袢、ねまきなどで和裁の基礎を習得するようすすめています。他の和裁教則本だと、ミシン縫いも丈夫さからよし、と勧めていますが、先生は手縫いの美しさを大事にされた、指導のしかたです。肌襦袢を縫ってみましたが、肌襦袢ってこんなに美しいものだったの?と思えるくらいにこの本を見ながら仕立てたものは美しいのです。手縫いにすると、時間もかかり、たいへんですが、先生の文をよんでいると、たいへんな作業でも、失敗して縫いなおすことも、楽しく思えるのです。
柄あわせも大切にされていて、柄あわせのことはとても具体的です。
お値段は高いですが、装丁も美しく、教室に通うことを思うと、一流で、とても親切な先生から習えるのですから、値段以上の価値のある本です。
わかりにくかった・・・。
★★★☆☆
私が馬鹿なのかもしれません。でも、正直この本だけでは単の着物は縫えませんでした。他の本を見て、確認しながらやっと理解しました。でも、とても深い部分まで考えて書いてあるので、和裁を真剣に学びたい人や、頭のいい人には良い本なんでしょうね。なので、購入を後悔してはいないのですが、金額的にも結構なものですし、文章での丁寧な説明が意味不明だったりして、和裁素人には少しつらい本でした。
迷える大豚さん
★★★★★
和裁を姑に教えられましたが、訊きづらいこともあり、独学のところも有りましたが、この本で理屈もわかり、後々を考えた伝統の和服の仕立ての良さを再確認しました。
大学の先生の書く本は、分かりづらく、こんな本を探してました。
ここまで分かりやすいのは初めて
★★★★★
購入にかなり勇気のいる金額ですが、ぼろぼろになってしまった時のためにもう1冊欲しいくらい良い教科書だと思いました。
和裁を習っていても、良くわからずに行っていることなどが、この本を読むことにより全て謎が解ける感じです。
初心者であってもこの本を元に勉強していくことは決して困難なことではないと思います。
飛ばさずに、必ず初めから読み進んで行くことをお勧めします。