記憶破断者 (幻冬舎単行本)
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記憶が数十分しかもたない記憶破断者VS記憶を勝手に上書きできる殺人鬼。
頼りになるのは、ノートだけ。記憶がもたない男は、記憶を書き換える殺人鬼に勝てるのか?
『アリス殺し』で2014年啓文堂大賞受賞! 『大きな森の小さな密室』が2012年上半期、創元推理「文庫No.1!! ミステリー・ホラー・SFの新進気鋭の著者による、一気読み必至のノンストップサスペンスエンターテインメント。
見覚えのない部屋で目覚めた二吉。目の前には一冊のノート。そこに記されていたのは、自分が前向性健忘症であることと「今、自分は殺人鬼と戦っている」ということだった。殺人鬼は、人に触れることで記憶を改竄する能力を持っていた。周囲は誰も気がつかない中、その能力に気がついた二吉に、殺人鬼の脅威が迫りくる。二吉の孤独な戦いが始まった。絶体絶命の中、記憶がもたない二吉は、いったいどういう方法で殺人鬼を追いつめるのか? 二人の勝負の行方は? あなたの思い描いていたラストは、最後の一行で裏切られる!!