ドイツ兵の生活再現を目指す人には絶対お勧め。
245ページからあとがこの本の白眉。アスピリンから霜焼治療薬、洗面道具一式、シラミ退治用品一式でも恐れ入るが、裸婦像のポストカードに至ってはまさに生活感があふれんばかり。
コミスブロートの保存ケース、ファンタの空きビン、マギーのトマトスープの包装容器など糧食関係の画像も魅力的。
もちろん軍服関係も下手な専門書より貴重なもの多し。特にヘムト、下着関係にみるべきものがある。「ドイツ兵はパンツを履かない」は都市伝説？

歩兵個人装備に焦点を当てた一冊です。恐らく現時点で最高峰の一冊でしょう。
ヘルメットを皮切りに、トランプカード、ナチ政権下で使用されていた切手に至るまで、
歩兵の装備内に入れられて居たであろう、様々な品々が様々な角度から非常に鮮明な画像で記してあります。
ただ装備品を並べただけではなく、前期型、中期型、後期型と時代の流れで変更された
たかが、でも意外に重要な改修点、納入メーカーによる些細の違いなどもしっかり記述。
これはドイツ兵の個人装備関連書籍の決定版なのではないでしょうか。
デッドストック品を撮影したのか！？と思える程の極美品の品々ばかりで、
モデラーの皆さんにもオリジナルの現色をハッキリと認識させてくれるレベルです。

親衛隊／降下猟兵が用いていた迷彩関連の戦闘被服は載っていません。
国防軍主体の基本歩兵個人装備に焦点を当てた一冊と言って良いかもしれません、購入の際はご注意を。