今作は、幻想的な5つの世界に迷い込んだ主人公が、謎の敵の正体を追っていくというもの。各世界で閉ざされたドアの開け方を探したり、正体不明の道具の使い方を考えたりと、パズルのようなさまざまな謎を解き進んでいくことになる。システム面では、主人公が周囲360度を見渡しながら行動できる「フリールック・ムーブメント・システム」が導入されており、あたかも自分がそこに立っているかのような臨場感を味わえる。
謎を解き明かすヒントは、ほかのアドベンチャーゲームに比べて極端に少ないので、解明にはプレイヤーの観察力や瞬時のひらめきが深く問われることになる。頭脳の限界に挑戦する、骨太のアドベンチャーだ。(小柴暁彦)