【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:森上信夫/著 林将之/著 出版社名:文一総合出版 発行年月:2007年04月 関連キーワード:コンチユウ ノ シヨクソウ シヨクジユ ハンドブツク こんちゆう の しよくそう しよくじゆ はんどぶつく、 ブンイチ ソウゴウ シユツパン ブンイチソウゴウシユツパン 7354 ぶんいち そうごう しゆつぱん ぶんいちそうごうしゆつぱん 7354、 ブンイチ ソウゴウ シユツパン ブンイチソウゴウシユツパン 7354 ぶんいち そうごう しゆつぱん ぶんいちそうごうしゆつぱん 7354 身近あるいは代表的と思われる昆虫82種と、その主な食草・食樹68種を紹介。取り上げた昆虫は、特定の植物をえさとして利用するチョウ類や甲虫類を中心に、野外観察で出会うことの多い樹液に集まる昆虫も含めている。巻末に昆虫、植物索引が付く。 チョウ目(アゲハ類ミカン科の樹木キアゲハ ほか)甲虫目(オトシブミ、シロスジカミキリドロハマキチョッキリ、ゴ
写真が奇麗、知らないことも多かった
★★★★☆
知らなかったこと
○カラタチの葉の形状を三出複葉という。
○葉の葉柄に広がった部分を翼という。
○山椒はミカン科
○コクサギは右右、左左といった風に2枚ずつ同じ側に葉がつく
○ヤマグワの実がなるのは♀の木
○ナナフシはしばしば単性生殖をする。
○柳も虫が好む樹液をだすこと、桜や松の樹液は虫に好まれないこと
楽しかったこと
写真が奇麗。
子供のころ見た毛虫の成虫が分かった。
分かりやすく、生き物への愛着がわく。一寸グロテスクなところもあるけど。
残念だったこと
虫の大きさがあまり書いてなかったこと。
本がやや薄かったこと
綺麗で、バランス感覚がいい!子供たちに混じって、大人も昆虫が好きになる本
★★★★★
・・・ハンディサイズで80ページと、とても軽いこの本、とても綺麗な写真が多くて、見やすいです。
そして、なによりも、バランス感覚がとってもいいなぁ!
と感心してしまいました。
きれいな蝶ちょ、カミキリ、オトシブミ、クワガタ・・・
といった昆虫の選抜センスと、いきいきした写真。。。
また、それぞれの昆虫に添えた 食草・食樹 の解説の中で、選抜した植物も、私たちの身近な街路樹から里山の草木まで、バランスよい選抜と、クローズアップ写真の見やすさ(葉っぱと、立ち姿)が際立っています。
たとえば、庭先から里山まで広く見られる蝶ちょ、キアゲハ のページでは、
食草として、「セリ、ニンジン、ミツバ、パセリ、シシウドなど」
とあります。
これだけでも、私たちの目に付きやすい野菜や山菜から山野草まで織り交ぜていますよね。そして、クローズアップしたミツバの説明では、
暖・冷・畑 (←野生では暖地、寒冷地に分布、畑でも栽培、という印)
【分布】北海道〜九州。
山野の湿った林内や林縁にふつうに生え、栽培もされる。・・・
・・・食用に出回るものに比べ、野生のものは葉が大きい。
などと、野外で見つけるポイントから、栽培品と野生品のちょっとした違いまで記述があります
各ページのあちこちに、こうした工夫があって、お手軽ながら読み応えのある、おすすめのハンドブックです。
みていて嬉しくなる本
★★★★★
林将之氏のシダハンドブックがあまりに美しい本
だったのでこの本もとても欲しくなりました。
氏の手にかかるとふだん「ただの雑草」ですませて
しまっている草がこれほど美しいものなだったのか、
ということがこの本でもよくわかりました。
元、昆虫少年だった夫に見せると、小一時間見入って
「この本、すごくいい!」と興奮していました。まず
●虫の写真がどれも可愛い、こんな可愛い幼虫の写真
が載ってるのがすごい
●葉の食痕が乗っているところもわかりやすい
●葉の特徴を一目でとらえることができる
と絶賛の嵐。さっさと自分の書棚にしまいこみました。
私自身は虫が苦手、で、今までフィールドで出会っても
すぅ〜っと目を避けていたところがありますが、
この本の森上信夫氏の虫たちの写真を見ていて、ああ
もったいないことをしていたなぁと反省しきりでした。
虫ってこんな可愛い生き物だったのですね。
昆虫だけの図鑑、草や木だけの図鑑はありますが、
両方をいっぺんに、しかもわかりやすく載せてあり
なおかつフィールドで持ちやすい大きさというのは
とても魅力的です。
情報量もたっぷりで、宝箱のよう。
お二人の著者がご自身の博識ぶりを押し付けることなく
「虫ってこんなに可愛いんだよ」」「草はこんなに
キレイなんだよ」という愛情ある目線で作られている
からこその一冊ですね。
これから虫も草も勉強するぞ!!
入門書として
★★★★☆
都市部でもよく見かける様々の蝶や蛾をメインに、その他の甲虫等82種の昆虫が取り上げられている。幼虫・成虫の姿ばかりでなく、68種の食草・食樹の葉と、特徴的なものについては食痕の写真も掲載されているので私のような素人にも分かりやすい。蝶・蛾についての前半部に比べて「樹液に来る昆虫」と題された後半部の勢いにやや翳りが見られるのは、この項が大人の事情によって追加されたことを想像させるが、全体的には、入門書として悪くないだろう。