子供の本がまぎれこんでいるのかな？と思ったけれど、星が好きだからふと手にして開いた本。
　星に関する？６２項目、すべて見開きにまとめて、イラストつきで分かり易い。いつのまにやら夜空の神秘、星の世界に迷い込んでしまう。もちろん、夢物語ではなくて、天文学・プラネタリウムの分野にかかわる科学的知識が得られる。
　
　例えば、２６「星座はどうやって探すの？」では…たくさんの星を見て、いきなり星座を見つけるのは大変。そこで、まずはわかりやすい星の並びを見つけてみませんか。冬なら、この本の表紙になっているオリオン座がおすすめ…三つ星を左下の方に伸ばしていくと、ひときは明るい１等星が見つかります。全天で一番明るい恒星、シリウスです。おおいぬ座のあたまに輝く星です。
　実は私、このシリウスをこのレビュー筆名に使わせてもらっている。

　本書の語り口は、極めて優しく、愛情に満ちて「星の世界、夢の国」にいざなってくれる天使の口調ですね。しかも、知的なものですから、底の深さがあります。
「星座をみつけるときに…プラネタリウムで見ておくとか、最初はある程度のことを知っている人と一緒にでかけるといいかもしれませんね。馴れてきたら、自分や大切な人の星座を見つけてみませんか」

　

難しい星の話を、とてもやさしい、しかもとても素敵な文章で紹介してくれているので、好感がもてます。子供といっしょに読みたい一冊です。駒井仁南子さんの他の本も読んでみたいです。

天文学のお話をやさしく、わかりやすく、教えてくれる一冊。ページを繰っていくごとに星の世界がどんどん身近になり、読み終わって思わず、ベランダで春の星空を見上げてしまいました。著者の語り口のあたたかさがとても素敵。星の本というと科学の本、堅い本というイメージでしたが、手を引いて案内されているように感じる、新しい感覚の天文学の本でした…。こころが満たされる一冊です。

難しい事を難しく書くのは、比較的たやすいと思うのですが、
難しいことをかみくだいて分かりやすくしてくれるのは
とても難しいことだと思います。
私は宇宙に興味はあるのですが、知らない事が多く、専門書を
読むほど天文を理解していません。
この本は、そんな私を子供扱いせず、読ませてくれます。
“２”を期待しています。

安心して読める
暖かなお星さまの本だと思います。
星の本を手にした事がない人にもお勧めです。

色々と星の本は読んできましたが
今までこういう本は無かったです。
誠文堂新光社さんでも
この手の本は今まで無かったように思います。

無かったと言うのは
星の基本的な事が欠かれていなかった
というのではなくて
とても分かりやすく考えられていて
見開きで１項目になっています。

イラストや写真もなかなかのものです。
しし座流星群の写真もとても印象的です☆

基本とは言え
私の知らない事も色々書かれていて
ほんとうに勉強になります。

それと
語り口が優しいです。
これも今までの本には無かった点です。

あとがきも素晴らしく素敵でした。
本当に共感しました。

手元に置いておきたい
そして、何度も読み返してみたい一冊です。