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Guilty Pleasures

価格: ¥2,450
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
Amazon.co.jpで確認
バーブラ・ストライサンド待望のリリース。収録曲をいくつか聴けば、このアルバムタイトルがなるほどと思われる。『Guilty Pleasures』(邦題『ギルティ・プレジャーズ』)は、50年代のドゥーワップ(「Come Tomorrow」)、モータウン(「It's Up to You」)、ディスコ(「Night of My Life」)、ブロードウェイ(「Without Your Love」)と、さまざまなポピュラー音楽のスタイルを取り合わせ、ストライサンド流に一めぐりする。そう聞くと、商売くさくどこか無理があるように思うかもしれないが、そうではない。ストライサンドのかける魔法がほかの何よりも影響力を持っている。さらにあの声だ。あるときは地獄の炎のような奔放さで、次の瞬間にはカシミヤのようにソフトに、どこをとっても実に充実している。「All the Children」をめぐる政治思想についてはいろいろ取りざたされてきた。しかし、先行していた「BGM用プロテストソング」という噂は、正当性に欠ける。この歌はその点(平和)で度を超えた主張もなく、穏やかなものだ。バリー・ギブの声は、クレジットされている2曲のデュエット(「Above the Law」、「Come Tomorrow」)以外にも予期せず現れ、たとえば「(Our Love) Don't Throw it All Away」のように表立って紹介されていないところで最高のサウンドを生んでいる。もちろん、このアルバムタイトルからもうひとつピンとくるのは、ストライサンドとギブが1980年にレコーディングしたマルチプラチナアルバム『ギルティ』(原題『Guilty』)だ。これが数百万人の心をとらえ、もう一度コラボレーションをというリクエストは二十年以上も続いていた。『Guilty Pleasures』で、ストライサンドは彼女のピークは過ぎたとの非難をうまくまぬがれた。ゴージャスなラブソング「Letting Go」がそれを証明している。(Tammy La Gorce, Amazon.com)