Ｈシーンは迫力がありすぎ、汁が飛び散り集中線やデフォルメも多用して少年系のスポーツマンガの
格闘や試合シーンのような熱血モノの雰囲気でいまひとつ色気がありません。
表題作はそのＨの最中に恋に発展（？）するのですが、唐突すぎて違和感があります。
少女の表情は顔を赤らめるもののこれも色っぽくない。
キャラクターに感情移入もできません。
本のオビに「恋」の文字も書かれてますが「恋」の要素を感じる描写が少なくただ迫力のある和姦で
あるように思います。
そして触手マンガが本の約３割入っています。表題作より多いページ配分です。
触手モノを好まない読み手であれば、こんなにそっちのページ数が多いと知らないで読むのは
不本意な事と思います。

表題作の「参」の話が一番ラブコメとしてまとまりよくできていて、この感じでもっと読ませて
もらえるならよかったのですが。
最後の作品はやや毛色が違いますが、人間を上手く描いていて社会性のあるマンガとして
よくできていて感心します。（イタイキャラクターなので個人的には好みませんが）
熱血モノの雰囲気のＨと和姦の触手モノに適応できる人が読むとよいと思います。

表紙の女の子の絵が気に入ったなら買っても問題ないと思います。適度なエロさと絵のバランスが完成度を高くしています。個人的には表題になっている「剣より強し」のエピソードが好きです。ヒロインの凛々しさと快楽の狭間で葛藤する様子に萌えます。

表紙・裏表紙の画力レベルは高いです。
肝心の漫画絵ですが、
非常に安定しているので安心して見れられます。
後半はさらにイイ感じです。

触手モノがオススメです。

是非新刊を買って保存して下さいね。

絵は、かなりこなれていて上手。表紙そのものの表現ですので、表紙で判断しても間違いはないかと。
ネタは、武士風の女性、田舎の同級生、触手、ロリ、とネタがてんこ盛りですが、出てくる女の子がみんな強気で、いざって時に乱れるパターンが多いです。