【★商品の状態をご確認の上、ご注意ください★】いわゆる裁断された状態で、本の体裁をなしておりません。 詳細は写真の通りとなります。中古となりますが、カバーに若干のスレ等ございますが、概ね紙自体のダメージは少なく、限られた用途としては十分に役割を果たしてくれます。 ページ番号は揃っています。
示唆に富んだ内容で楽しい
★★★★☆
脳科学の解説本。といっても測定結果を述べてどうこうというのではなく、実際に読者が試すことのできる実験を多数紹介して、なぜそうなる?を考えさせる形をとっている。
視覚に関する話に興味を持って読み出したが、実際には視覚に限らない認知などのテーマも多く解説されていてそちらも面白い。認知科学と分野がかなり重なっている感じ。
マンマシンインタフェースとか、グラフィカルユーザインタフェースとかを考えている人は、読んでおくと損は無いかも。ノーマンの認知科学系の著作もお勧めしますが。
オライリー的な脳へのアプローチ
★★★★★
オライリーの他のリファレンス本のように使える脳の本というのは珍しかった。
掲載されたハックの全てがとても刺激的で長く持っていたくなる本。
認知心理学のサブ教材として最適
★★★★☆
かなりボリュームのある本だが、これは認知心理学の教科書、またはサブ教材として最適だと思った。
身近に実感できる認知心理学や脳科学のトピックが100個も紹介されており、「あるある!」から「目からウロコ」まで、知的好奇心が刺激されることうけあい。内容の性質上、どうしても動的な表現が必要になるので参照URLも豊富に掲載されている。
全編通して印象的だったのは、どのトピックも「人間が生き残るため」に長い時間をかけて最適化されてきた結果だということ。
そして100ms〜200msの間に、コンピュータが苦手とするようなあいまいで複雑な処理が次々と行われていることがよくわかる。改めて人間の個々の認知能力とその連携具合に奇跡的な感情を抱いてしまう。
一度に読破する感じではなくても、各トピックをその都度参照したり、そこから関連トピックに飛んで理解を深めたりする形で楽しむ読み方がいいのかも。
材料は悪くないんだけど。。。
★☆☆☆☆
「視覚は位置、つまりある出来事が「どこで」起こったかを特定し、聴覚はタイミング、それが「いつ」起こったかを特定する」
書店で、ぱっと開いた時に眼に入った一文。しびれました。
で読んでみた。面白いネタが一杯。しかし全体にブログ的で階層構造が無い。結論も無い。主張も無い。脳についての雑学集だな。クイズ王に一歩近づく、と。このHackシリーズ、失礼ながら全体的に掘り下げが足りないと思います。
全然気に入らなかった
★★☆☆☆
日本語版は2005年12月26日リリース。ついにオライリーの『Hacks』シリーズが人間の脳までhackするに至ったか、と思い買ってみたが、全然気に入らなかった。
何人かがレビューされているように非常に初心者でも分かりやすく、まるで茂木健一郎のテレビ番組を観ているような内容になっている。つまりそこが気に入らない。なぜならそんな内容ならどうしてオライリーがわざわざこの名著揃いの『Hacks』シリーズでやる必要があるのか、と思うからだ。列挙されるhacksも月並みな内容ばかりで全然hacksとは言えないような、脳に刺激が到達しない内容である。身体の20%の血液を常に必要とする脳が、さっと活動を止めそうなくらいつまらない。納得がいかない一冊である。