「意識」との出会い
★★★★★
「意識する」ということを意識するようになりました。
ダンスをすることはただ単に曲に合わせて体を動かすなんていう単純なものではなく、なんて奥深いものなんだろうと改めて気付きました。
すべてのダンサー達にお勧めしたい本です。
フォーサイズの次の舞台が楽しみ。
★★★★☆
「天才どうしのふれあい」と書くとあまりにも平凡な言葉だが、そうとしか言い様がない。まだ考えがまとまらないので、以下は読後の走り書きである。
この本の重要な部分は、相手と同調すること、意識することを日野がダンサーに伝えている部分だ。後半になると、その応用がどんどん紹介されている。
また、ある部分を取り出して考えると、人間の脳の働きを示した別の本と全く同じことが書かれているように思う。その別の本は、
「相手と同調することにより相手の奥深くに入り込み相手を制御することすら可能である」
簡略化するとこのように述べていた。日野晃が「斬らせなければ殺されない」という部分を実践してみせたところが、そこにつながっているのだろう。
次のフォーサイスの舞台が楽しみになる一冊。
よく笑う関西のおやじ
★★★★★
日本の武道家が、世界のトップダンサーたちの「人生を変えた」七日間のワークショップ。
武道を利用する、一方通行的なスポーツ選手なとどとの関係と違ってダンサーたちとの「身体の会話」によって、武道家自身のスキルも向上してゆく。
でもなんといっても武道家日野亮の人間性がいい。よく笑う関西のおやじは招かれたドイツの街角で、なりゆきで?酔っ払いをひとり救ってしまうのだ。