インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

うかつに復活!!邪神大沼 2 (ガガガ文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
1巻ほどではないなぁ ★★☆☆☆
1巻は面白かった。
所々で吹いてしまうセリフや展開があって、ストーリーも一応進んでいた。
ただ主人公に今ひとつ魅力が無くて、もう少し成長してくれないかなぁと感じていた。
マニュアルについては正直感性が違うのかそれほど面白いとは思わなかった。それでも切り口は新しいので序盤は
結構楽しめたものの、後半になるとネタ切れのせいか長くなる割に笑えるところは少なくて飽きた。

2巻のマニュアルはこの1巻の後半に感じが似ていて、長いだけで大して面白くない。行が空いているのが目立つ
だけでむしろページの無駄遣いにさえ見える。
1巻に調子づいてマニュアルの長さや回数も増えたようだが、こちとらストーリーを追いたいのであって小ネタ集
を読みたいのではないのである。ダラダラと続けるよりサクッと切り上げて要所要所のアクセントに留めておけば
緩急がついて良かったと思う。
その印象もあってか本編も今回は今ひとつ。1巻に輪を掛けて主人公に魅力が無くほとんど脇役レベル。
本人の自覚がないまま邪神の能力に翻弄されるといった展開が好きなのだが、2巻では余り邪神とかよりも個人の
性格のままにただ流されている感じで、脇役感が一層アップしている。

結果、2巻は全体的に正直読むのに疲れてしまう。
1巻だったらかろうじて★4つくらいだったのが2巻では惜しくも★3つに届かず、といった評価が正直なところ。
今回も変わらぬ笑いのセンスに脱帽 ★★★★★
何と言うか、ヘタなお笑い芸人より笑える作品の第2弾。今回もユルユルな雰囲気と展開で、誤解されっ放しな邪神こと大沼クンの、本人にとっては悲劇、読み手にとっては喜劇を楽しむことができる。しかし、よくもまぁ思い付くものだと感心するネタのオンパレードである。作者は普段の生活の中で気付くちょっとした面白いことや、半ばお約束と化した設定や場面での決まり文句の可笑しさみたいなものがきっと大好きなのであろう。それらの事例を邪神に置き換えて面白可笑しく書かれた邪神マニュアルが今回も冴えている。そして、前巻以上にマニュアルと本編とを上手く絡めてストーリーにスパイスを効かせている。まぁ、そのストーリーが相変わらず無いに等しいのだが、それでも黒魔術を操る引きこもり少女に大沼クンが召喚されたり、邪神を治療できるらしい女医さん(これがまた実にノーテンキで笑えるお姉さん)にヘンテコリンな治療を施されたりする変化も生まれている。さらには、前巻にも増してユルく、あさっての方向に振られた大胆極まる結末。せっかく距離が縮まった学園のマドンナ【加奈】との関係を台無しにした前巻の結末もアレだったが、今回は違った意味で凄く、良い意味でヒドい展開になっている。これを邪神の雌雄を決するバトルと称して良いのだろうか。この勇気ある結末に賛辞を贈りたい。ただ、今回も皆無なうえに誤解が誤解を生んで可哀想な結果に至る大沼クンのラヴ方面に反して、大沼クンの友人【姉小路】と加奈との仲が何げに進んでいる気配を見せているのが由々しき事態なのだが、大沼クンはナナルートなのだろうか。ナナで良いのか?人外だぞ?スターターキットだぞ?と思ったが、そう言えば大沼クンも人外(邪神)なのでアリなのか。あと、全くどーでもいい余談だが、今回も出てくるドラゴンズネタ。作者が「ドラキチ」ならば是非握手したい、ハグでもいい。
面白かったのだけれども… ★★★★★
 自宅の周りで、自分を狙っている全身甲冑姿の騎士団員をよくみかける。授業中意識を失い、気が付いたら黒魔術師に召喚されていた…。邪神・大沼貴幸クンの「邪神マニュアル」中級風味編。

 1巻がとても面白かったので、2巻もとても期待していました。
 読んでみて、実際、面白かったです。
 しかし、1巻と比べてどちらが面白かったかと言えば、1巻に軍配を挙げます。

 最近のギャグラノベというと「這い寄れ!ニャル子さん」ですが、最近作3巻まで、ストーリーそっちのけのギャグ会話、とにかく会話で笑わしてやろう…というのが徹底されています。翻って「邪神大沼」の面白さは、「邪神マニュアル」の存在と、平穏・普通が望みの大沼君が邪神であるがゆえに普通の生活が望めず、周囲に弄られまくる様ではないでしょうか。

 2巻目は、その要素の1つであるマニュアルの面白レベル維持に力を注いだ結果、主人公の大沼君とその周辺の動きや会話のキレが今ひとつで、面白いのだけれども1巻の時のような爆発的な印象…というほどではないと感じました。
 何といっても今回、結局大沼君はほぼ何もしていません。単に「流されている」という印象すらあります。
 そう感じる理由は、大沼君が「自分は生まれながらの邪神」と認めてしまったことだと考えています。1巻での大沼君は、平穏・普通を願うがために自分が邪神であるということと周囲の混乱に「抗っていた」ので、邪神として個性的な周囲からイジられる様とのギャップが生まれて面白かったのですが、自分が邪神だと認めてしまったことで周囲に流されてしまい、大沼君自身の個性の面白みが薄まってしまった気がします。

 ★5つ付けた割にはケチを付けているようですが、すべて1巻と比べて…ということです。それぐらいこの作品に期待していることの裏返しです。
 オススメであることには変わりありません!
ギャグ作品の秀作 ★★★★★
シリーズ第2弾。マニュアルパートとストーリーが交互に繰り返される構成は同じ。
マニュアルのネタ切れが心配だったが、むしろギャグの切れ味が増し、見事に乗り越えた感がある。
ストーリーも1巻に比べるとまとまっていて読みやすくなり、テンポのよい会話で一気に読み終えることができた。
個人的には邪神体操(邪神がするヨガみたいな体操らしい)が一番笑えた。
いわゆる言いっぱなしのギャグじゃなくて切り返しで笑いをとったり、コントみたいなギャグが好きな人にお勧め。