毎回２０ページ前後の連載で、小宇宙を詰め込んだ名作ドクター漫画。

けいれん--BJが医師免許を持っていない一つの理由はここに。。山田野医師、いいじゃん！
こっぱみじん--圧制権力者シリーズ　もしくは悪人でも移植は可能シリーズ
命のきずな--旅客機事故現場に居合わせたBJ。親を亡くした赤ん坊と、赤ん坊をなくした母親をみてある企みを。
とざされた記憶--記憶喪失のヒゲオヤジ。頭にある傷の意味は?初期の作品
犬のささやき--動物改造シリーズ　亡き恋人の愛犬に恋人の声をしゃべらせて。。
昭和新山--時代ですな。欲望のアフォさ加減を描きオチはさすが。
雪の訪問者--痙攣を直してもらったBJが今度は別の医師のトラウマ治療
がめつい同士--町金(金融業者）の手術代を取り立てるBJ。ところがその業者に取り立てられた一家が！
話し合い--BJキンパチ先生シリーズ　不良に付ける薬は
ポケットモンキー--ペット悲しみシリーズもしくはペットは見ていた！シリーズ
ハローCQ--車椅子の少年がハムの話し相手についたうそ。このころ第１次ハム（アマ無線ブーム)
青い恐怖--BJの不動産王シリーズ　シャコ貝というとこの話を思い出す
戦争はなおも続く--戦争シリーズ　徴兵から病気の息子を守ろうとした母親は
人生という名のSL--別の方の名レビューがあるとおり。大人になったピノコが見れる。アッチョンブリケ

解説はエロイカの青池保子氏

今読んでも古くないのが凄いです。
こんな話が毎週読めたなんて、凄かったんだなあと
あらためて、連載当時を思い出しました。
マンガの課題図書（なんてものがあれば）のひとつです。

今読んでも古くないのが凄いです。
こんな話が毎週読めたなんて、凄かったんだなあと
あらためて、連載当時を思い出しました。
マンガの課題図書（なんてものがあれば）のひとつです。

この巻で特筆すべきは初めと終わりであろう。まず、ブラックジャックがオペ中に原因不明の痙攣を起こしオペを続けられなくなるという医師生命にも関わる話の、その名の通り「けいれん」。そして最後の「人生という名のSL」。これは、ブラックジャックの連載が終了した時の最後の作品であり、それに相応しく今までに登場してきた色んなキャラ達がブラックジャックと関わって、言葉を残していく。しかし、「人生という名のSL」はすごく好きな作品ではあるのだが、いくらベストストーリーで集めているとはいえ、最終回らしく最後の最後に見たかったという気持ちもある。