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21世紀の大学職員像―知を束ねるプロフェッショナル集団へ

価格: ¥8,651
カテゴリ: 単行本
ブランド: かもがわ出版
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大学とは誰のために・・・ ★★★☆☆
確かに少子高齢化が進む中で大学はただ存在すればいいというわけではなく厳しい学生獲得競争に
勝たなくてはいけなくなりました。

そこでは"大学の魅力"が問われます。
有名であるとはいえ、学生の規模が多い立命館大学では他の私立と同じように、一人の受験生が何度も、
少ない教科で受験できる試験方式やテストや高校の成績は一切評価せず、面接を試験とするAO入試、
付属高校を小学校まで拡充し、そこから早期に"立命"ブランドにいれ囲い込むこと、またスポーツ等で
立命の名を全国にアピールできる人材には積極的に推薦を与えてきました。

これらのことは他大学でも行っている事であり、特別悪いことではないかと思います。
実際人や情報はますます東京に集まる傾向にあり、関西も東京の大学に比べるとスタート地点で
不利になってきています。


そういった環境の中で大学を"経営"するために効率化、新たな大学院の設置、産業との連携などを
行っているようですが、誰のための変化かわかっているのでしょうか?
授業の内容は今までと変らず、教室などのインフラにはお金はかけ、見た目は立派になっても、
どういった人材を生み出すか具体的なものが伝わってこないという批判もあるそうです。

また効率的な経営を進めた結果、勤務する事務員がストライキを起こし、大学が授業のある日にも
かかわらず事務が行われないといった事態もあったと聞きました。

大学の運営も大事ですが、誰のための教育なのか考えなければいけません。
大学経営者トップは教育者であるべき ★★☆☆☆
教育機関であるということを忘れて、組織化や効率化ばかりを追求するとすれば、かえって滅びるだろう。理念ばかりではいけないが、
理念のない教育機関もまた見抜かれてしまうだろう。
立命館の理事長は、最近は研究者に学務はやらせないという
方針転換をしたようだが、これは評価できるだろう。
最終的には、どんな魅力的な学問を教授できるか、教授の力量だろう。
混沌とした現代社会にあって、学問に対する尊敬を取り戻すような、すばらしい研究に期待する。宗教学や心理、環境学など、