今三つくらいピンと来ない本
★★☆☆☆
ワタシがさほどサッカーに詳しくないからかな?とも思ったけれど、それだけじゃなさそう。
例えばポジション用語のところ。ひとつの日本語に対して複数のドイツ語が書かれているけれど、その使い分けに関する情報がまったく記載されていないのは何故? 人によってはこういうふうに使うこともある程度のことなの? それとも何か条件があるとか?
この本は、サッカー観戦だけでなく、サッカー関係で留学する人をも対象にしているらしい。それは、ドイツ語を母語とする人たちがサッカーをどう考えているかを学びに行くということでもあると思う。そうした時、語彙の数の差というのは、学ぶべきポイントを押さえる上で、良い目安になる。なぜなら、日本語ではひとつしか表現のない事に複数の語彙があるということは、ドイツの人たちはその部分をより細かく分類する必要のある箇所と認識しているということに他ならないから。そういう重要なところに、ヒントの記載すらないところが多量にあるのは頂けない。
あと、既に他の方が書かれていますが、カタカナの発音表記におかしなところが見受けられます。読みをカナ書きするよりも、日本語→ネイティヴが発音するドイツ語という造りのCDを付けることを考えた方がいいように思いました。