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プリンセスハーツ〜今宵はせめて夫婦らしくの巻〜 (ルルル文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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二人らしいラブシーンにニヤニヤ ★★★★★
短編集から二ヶ月おいての本編は、主役二人のラブがやっと進展してくれました。
シングレオ騎士団のむこうにパルメニアの王座が見えた時、契約で結ばれた仮面夫婦の関係にも終わりが来ることに気がついた二人。期限が迫ったことで自分の気持ちに向かい合わざるをえなくなって・・・。

この夫婦、自分の相手への気持にうすうす気づいていても、なんだかんだとなかなか認めようとしなかったのを、周りが力技でまとめにかかりました。ジルにはケティクークとサラミスのナンセ公夫妻が、ルシードにはリドリスが、痺れを切らして焚きつけて二人を追い込みます。ジルの衝撃の告白から大公夫妻の現状を知ってしまったリュリュカも、この状態を打開すべく燃えてます。

恋愛情緒欠如のジルは、自分の気持を伝えようとすればするほどあいかわらずぶっ飛んだ言葉しか出ないのを、ルシードはふつうの言葉を期待するのは諦めて「翻訳する」ことに。素直&的確なジル対処法を習得したルシードのおかげでサクサク進んだ〜。

この巻では仮面夫婦の秘密が周囲にばれたり自ら明かしたりすることで、(根拠はないんだけど)アジェンセンにいい風を呼ぶ感じがした。四竜騎士団長達をグッと掴むルシードはやっぱり「男たらし」だ…。

オズマニアの策謀やシングレオ騎士団の攻略、ヴィスタンシアの思惑、これから当分二人はラブどころじゃない展開なのかなあ。当面の敵だけでもてんこ盛り、そしてそれを打ち負かしても、謎が累々。
二人はお互いを帰る場所と約束したけれど、以前祭の夜にジルが少女に言われていた言葉とか、ルシードが「ジル」本人に言った言葉を考えると遠征王の祖母にあたる「メリルローズ」はどっち?とか、「あの時、想いを遂げていたら違ったかも」みたいな展開にならないといいけど…と妄想も暴走(オース王子まさかのリターンで、ナンセの跡継ぎもどっちが生むんだ、とか思ったり)。不安材料がいっぱいで気楽に続きを待てないのが辛いです〜。

まったく音沙汰のないマシアスさんも、どこでどうやって再登場するのか。今回で役者は揃ったそうなので怒涛の進撃を期待します。
いよいよ佳境 ★★★☆☆
ジル語を自己流に翻訳する術を身に着けたルシード、無敵です。
二人はやっと結ばれる段階にまで来ました!き、きせき・・・!

パルメニア凋落の背景がほぼ明らかになり、精霊の里(でしたっけ?双子がスペアとして栽培されている隠れ里)の設定もパパラギの正体とあわせてそろそろオープンになりそう。
アジェンセン、オズマニアに続きヴィスタンシアも天下争奪に参戦。
オースはケイカへの想いに気づくも、相変わらず陰謀をたくらんでいるし、
アジェンセンに仕掛ける罠は常にリドリスを足がかりにされる。
しかしてそのリドリスは(文中触れられる限りでは)兄ルシードに忠実無比・・・
ヴィスタンシアの後宮の猫は今後どう関わってくるのか。
消えたマシアスは。
ヴィスタンシア宰相とパパラギの因縁は。
新キャラを迎えながらも徐々に広げた風呂敷がたたまれようとする気配にぞくぞくする。
世界が大きく動く中、次巻、ジルとルシードはそれぞれの道をゆく。

ジルを愛していると認めたルシード。
彼が真の王女と再会したとき、何をどう感じるのか。
怖いけれど楽しみ。そのためだけに読んでるといってももはや過言ではない。
願わくば最高の狂気を見せて欲しい。
やっと! ★★★★★
やっと、お互いの気持ちを認め伝えあったのも束の間、
離れ離れになってしまいます。
ルシードが家臣たちにジルへの気持ちを告白するシーンが、
とてもカッコ良かった。正直でストレートで小細工なし。
ジルと幸せになって頂きたいものです。
次巻の発売が待ち遠しいです。