インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

週末起業 (ちくま新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
Amazon.co.jpで確認
   リストラの不安におびえるくらいなら、いっそ会社を辞めて自分でビジネスを始めてはとすすめる起業の指南書は多いが、本書はその逆で、会社は辞めるなという。なぜなら、起業するには経済環境が悪すぎるうえ、住宅ローンや教育費、税金や医療費などの負担が増しているときに収入を途絶えさせるのはリスクが大きいからと。また、転職や資格取得、副業も有効ではないという。

   そこですすめるのが、休日をフルに活用する「週末起業」である。これなら「サラリーマンの不況対策」になるほか、将来の本格的な起業に向けたトレーニングにもなると。そんな時間はないと言いたくなるが、起業すると仕事が楽しくなって寝ていられなくなるはずだという。

   本書では週末起業の経験者でもある著者が、その成功の秘訣をさまざまに指南する。ポイントは、小資本で借金をしないこと、インターネットを駆使すること、自分の趣味を活かしたビジネスをすること。それを踏まえた上で、どんなビジネスモデルがあるかを実例とともに紹介したり、年代別の起業スタイルを提案したりする。とくに副業を禁止している会社への対応や本業の勤務中に問い合わせが来たときの対処法などは具体的で、「二足のわらじ」に相乗効果をねらう視点が参考になる。

   一方で、税金や法人の仕組みをひも解いて、週末起業ではどういう申告方法や事業形態にメリットがあるかもアドバイスする。「資本金1円」でも会社が設立できる「確認会社」を読み解いているのも注目である。

   不況下のサラリーマンを取り巻く一筋縄ではいかない状況や不安定な心理を、じつによくくみ取った本書。無理せずやろうというメッセージが現実的である。(棚上 勉)

起業にノウハウはない ★★★★★
私は25歳の頃一度起業して失敗しているので、「今の仕事を続けながら、起業の道を探る」という著者の意見に賛成です。「起業のノウハウ」や「起業の処方箋」というものは基本的にはないでしょう。一般的な「起業」に関する情報は、ベンチャー起業の成功談などが中心で、個人事業主レベルで成功するノウハウはあまりない。

今の仕事環境に満足しているのであれば、それにプラスして自分の好きな分野で副収入を稼ぐというのは将来のリスクヘッジとして正解なのではないかと思う。実際、私はYahoo!オークションで本やマンガ・CDを売買しているが、月5万円程度はコンスタントに売り上げがあるので、そういった形で週末起業するのもありかと。
週末起業について非常に参考になる一冊です! ★★★★★
私は週末起業に興味があるのですが、いつも「どうしたらいいんだろう?」と思っていたことがずばりこの本に書かれていてとても参考になりました。(現時点で週末起業はしていませんが^^;)

・他の人はどんな仕事内容で週末起業してるのだろう・・・と思っていたのですが、
 それについても事例説明がありました。

・どういう形態で起業することになるのだろう?と思っていたのですが、
 個人事業主という形態から株式会社設立まで、わかりやすく説明されています。

・税金はどうすればいいのだろう?という疑問があったのですが、
 サラリーマンが確定申告を行うときの注意事項を含めて解説がありました。
基本の立ち位置は賛同できる ★★★★☆
今の勤務先をいきなり止めないという基本姿勢は同意できる。
他の方のレビューでもあるように広く浅くの感はあるものの、起業の全てを一冊の新書に網羅できるわけもなく、そのように期待する根性そのももが起業に向かないと思います。
この本の目的の起業しようとする意識を鼓舞する効果は十分あると思われます。
色褪せず ★★★★★
他のビジネス書にこの本の紹介があったので読んでみました。

時の流れが早いビジネスにおいて、2009年の今、この本を
手に取ることは少々戸惑いがありましたが、読んでみてびっくり。
その内容は色褪せることなく、本当に勉強になりました。

本書の中で印象に残った箇所を1つだけ挙げるとするならば、
「週末起業は趣味ではない」
といった内容のところでした。

これは遊びじゃないし、片手間にやっていたのでは
自分の思い通りにならない。
週末だけでも、本当に、自分のビジネスを立ち上げるかのように
本気で取り組むという気持ちの上での姿勢というのが大事なんだと
わかりました。

さっそくやってみたいと思います。
週末起業は毎日起業? ★★★★★
週末起業と言う言葉を聞いて、土日祝日だけ本業以外のビジネスをすると言うイメージ
を抱きがちですが、そうではないようです。
メルマガ発行、ホームページ更新、受注メールの整理など、平日にも本業を終えてから
やらなければことがたくさんあり、本当に自分がやりたいことをビジネスにするのでなければ
時間的に長続きしないと思います。
ただ、本書は著者が経験した苦労話をもとに構成された内容だけに、説得力があります。
特に、勤めている会社にばれないようにする工夫など、読んでいて楽しめました。
本気で取り組む気がある人には、起業のネタ探しや税金対策など大いに参考になると思います。