地元では一番高いランクの地位を占め、父とふたりすきなように生きている、主人公エマ。いい育ちで、地位や礼儀にうるさく、結構澄ました印象を与えるヒロインですが、その優しさや素直さに惹かれずにはいられません。心配性で年配の父親の性格も災いして、あまり遠出をせず、出会いがないこのヒロインは、今の人生が気に入っており、一生結婚はしないとのこと。16歳年上のMr.Knightley（姉の夫の兄）の友情と、4つ年下のHarriet　Smithの崇拝、姉夫婦とこどもたち、最近結婚したばかりの元家庭教師ー（ウェストン夫婦）の輪のなかで、心地よく暮らしていたのですが、ご近所の姪のMiss.Fairfax, ウェストン氏の今は亡き最初の奥さんとの息子Mr.Frank Churchillが地元Highburyの輪に加わってから、環境が少しずつ変わっていきます。
高慢と偏見とは違い、ロマンスは知らぬうちに物語に組み込まれていて、なかなか姿を見せません。エマの恋愛メインと言ったよりは、Highburyの生活、まわりの人々の生活や謎といったものが前半、中盤と主なテーマになっています。

あまり重要でないように見えるおしゃべりな脇役のせりふが長いところがあったり（２ページ以上も続くことも！）、最初こそしばしば早く展開が無いかなあ、読むのやめようかなあと何度も思いましたが、
読み続けてよかった！！
後半、最後の最後で主人公エマの恋愛に本当の展開があり、引き込まれてしまいました。
ロマンス好きには特にたまらないでしょう。
古典として敬遠していましたが、今作も期待を裏切られず、本当に面白かった。高慢と偏見などがすきだった人には、ぜひ読んでほしい一作です。Jane Austenをまだ読んだことがない人は、他の作品から入った方が作者をすきになれるかもしれませんーエマはとにかく長く、展開がなかなか無いので！

　エマが次々と他人の縁結びをしようとするその生き方が嫌い。なんでそこまでやるのか腹が立ってきた。それに登場人物が多いにもかかわらず、話がどんどん進んでいくので頭の中がごちゃごちゃになります。人物相関図およびその人の生い立ち一覧表を作りながら読まないと・・・(^_^;)。単語自体は簡単なんだけど、言い回しが難しくて（これは俺の実力不足ね！）苦労しました。
原作はきっと、人物や出来事をくわしく書いていて（実力のある人には）分かりやすいと思うんだけど、それをぎゅっと圧縮したので、込み入った本になってしまった！と思います。

映画にもなったオースティンの名作の簡易版です。
あちこち縁結びをしたがるEMMA…自分の恋愛にはちょっとうとい…
映画の写真つきでよりイメージしやすくなっていると思います。
オースティンの作品はやたらと登場人物が多くて混乱しやすいのですが・・・
でもいつでもハッピーエンド！嬉しい気分してくれる一冊です。
簡易版でも名作に触れることができるというのが、この作品のいいところ
だと思います。

おてんば娘、Emmaさんのハッピーエンド・ストーリーです。
彼女は恋のキューピッド。
いつも、誰と誰がくっついたら～なんてことを考えています。
ある日、そんな彼女にも思いがけず・・

映画を観ずに読んだので、
たまに登場人物がごっちゃになりました（笑
英語自体は、そんなに難しくも無く、
もしわからなくても前後の意味から推測できると思います。

軽い気持ちで、読んでみてください。

In this book by Jane Austen, Emma, a rich young lady, tries to set up her friends for marriage. As things turn out in opposite ways than she imagines, she finds she has encouraged her friend into loving Mr. Knightly,who she realizes is the man she loves. He seems to like her friend, Miss Smith, too. Read this book to see how things turn out!