いろいろな作者さんが描かれているので、苦手なタイプの作品もありました。 しかし全体で見ると、バランスがよく、読んでいて面白かったです。
残念なのが、森永みるくさんの作品が、ほんの数ページだったことです。好きな作者さんなので、もっと読みたかったです。

まず、分量が圧倒的です。

内容的には、百合ブーム初期に出たアンソロジーの『百合天国』に似た、今までにない(当時はまったくの新地だったが)挑戦的な設定や題材と、それを生かした精神的な絆が描かれているものが多いです。

きゃっきゃするタイトルよりも、もうすこし静かに心理描写や想像の余地を掘り下げているものが多いと感じられました。

気に入る属性や今まで知らなかった属性探しなど、入門にも、ある程度読まれている方にもおすすめできます。

Vol1とあるように、2も出ますが一部作品は継続のかたちをとっています。

人によって様々なかたちの玉石混淆となりうる一冊かと思いますが、薄いのならヘタしたら二冊分になるような規模のアンソロジーを一冊分程度の価格設定で送り出すというのあたりは、編集部の努力と気合いを素直に評価したいところです。

Vol2を素直に楽しみにしたいです。

自分の好みが基準となってしまいますが、何か求めていたのとずれてる気がしました。ピンからキリまでって感じで、自分に合わない話が多かったので☆☆☆にしました。
べたべたな絡みはそんなに無かった気がします。どっちかって言うとシリアスな話が多い印象でした。あとはほのぼの系とか、いろいろ楽しめますよ。

この値段でこの厚さは評価されるべき。vol.1ってことは２も出るって事ですよね？期待してます。

短編の多いアンソロ系があまり好きではないです

有名どころの作品はさすがにいいものがありますね
今後、百合作品で活躍できそうな人材発掘本としては価値はある

特に吉富氏は絶対に長編書くべきであると思いますね

最後に予想以上の分厚さで驚きました

とんでもない強敵が現れました。レビュー投稿時点で在庫切れなのも頷けます。価格、作品の内容、ページ数どれをとっても完璧です。星５つでも足りないくらいの評価です。しかも年４回の発行予定なので「百合姫」にとってはとんでもない強敵の出現と言えそうです。決して大げさではなく「百合姫」編集部も好敵手として競って欲しいと思います。