12年ぶりの魂のアルバム!
★★★★★
シカゴのメンバー、ビル・チャンプリンの12年ぶりのアルバム、スタジオ収録では
13年ぶりのアルバムがこの「No place left to fall」。
このアルバムは実に多彩な楽曲で構成されていて聴き応え十分!
1曲目のジェイ・グレイドンとの共作「Total control」に始まり、2曲目の
息子ウィル、奥方タマラ参加の一家総出の「Tuggin on your sleeve」では
ファンクロック全開、
7曲目の「Never been afraid」ではバックボーカルにピーター・セテラ、
ギターにTOTOの”名手”スティーブ・ルカサーを迎えて、壮大なバラードを
披露。(途中のルカサーのギターソロは◎)
そして9曲目では1988年12月、2週連続全米1位のシカゴの「Look away」を
セルフカヴァー。原曲とは180度違うアコギ全開のアレンジも良い感じ。
こちらでは現在のシカゴのギタリスト、キース・ハウランドがギターソロを
披露。
個人的には11曲目の「Never let go」がお勧め。アカペラから始まり、程よい
感じのグルーブ感がとてもいいです。
全部聴き終わった後で、ビル・チャンプリンの多芸多才っぷりを
改めて実感。
このアルバムは最近にはない、安心してそしてワクワクして聴ける
そんな1枚です!