相変わらず面白い社会学の本
★★★★★
相変わらず面白い社会学の入門書。
別段13歳でも読めるし、大学生が読んでも面白いと思う。
しかも『コドモダマシ』などに比べ、格段に良くなっている。
内容は反社会学講座的で、文体は『コドモダマシ』とかのテイスト。
でもギャグセンスが多少向上しているので、前作に比べある程度面白い。
けれど相変わらずちょっと鬱陶しいギャグが多い。別にそんなに笑わせようとしなくて良いよと。
相変わらず社会学で面白く世の中を見ようっていうのは良い。この手法というか考え方は上手く広がると良いなぁと思う。
「お金を拾って暮らせるか」「草なぎナントカの事件は何がいけなかったのか」
など、テーマも結構面白い(後者は擁護しすぎだろと思ったが)。
あと、一番思ったことは『反社会学講座』の時は非常勤でイッパイイッパイで大学のシステムに結構不満とかあった様子がありありと文章から感じがうかがえるけれども、(本人の)景気が良くなって文筆一本で飯が食えるようになった最近は、そうした大学やアカデミズムへのルサンチマンがなくなって来ているということ。そして、今度はアホな2ちゃんねらーや、このようにアマゾンやブログで必死に批判とかする香具師らにその矛先が若干向いているような気がするw