今回の五島さんの本は現代人の未来に対する言いようもない不安を言いあてている気がした。そういう意味では予言よりも説得力があった。
今作のテーマは予言があたるとか信憑性があるとかないとか、その程度のレベルでなく、釈迦と日蓮の未来に対するアティテュードをまた新たに明らかにすることによって、今の世界の有り様に大逆転を狙うものだ。
人々は蒙古襲来を乗り切ることができた。ということは逆に、これからのどんな危機に対しても必死に抗ってやろうという建設的なメッセージがこの本にはあると感じた。
その辺が、他のトンチンカン予言本とは違うところだ。
面白かった。
五島式ノストラダムス解釈のように何が何でも
カタストロフィーと結び付けなければならないと言う思考に
なってしまっているのでしょうか。
あまりに意味がなく、面白くない本です。