とうとう最終巻になってしまいました。
私は単行本派なので連載は読んでませんでしたが
収集着かなくなったところで無理やり押し込んでまとめるっていう感じが
新井作品っぽいと思いました。
好きな作品です☆

1巻の時は続きを楽しみにしてました。
でもよく考えれば、1巻の岩崎ちゃんの「気にすんな」発言でロマンスには結論が出てしまっていたのですよね。
あとは主題が定まらず、無理やりすぎる設定も多く、深沢先生はほっぽらかし、最終話の叙述トリックもどき…ネット配信マンガならこんな質なんですかね。
でも星は3つです。
「子供達を責めないで」や「ラブリス」あたりでも出てきたテーマがいよいよはっきりしたな、と思うのです。
新井先生には、今回でいえば岡村先生の立ち位置を主役にした、女性一人称で照れ隠しをしない直球のマンガをぜひ書いて欲しいのです。
素晴らしい作品ができる気がしますが。
「ろまんが」1巻の巻末書き下ろしに「自分の体験やら感情やら思想やらソレらを思いキリ作品にブツけるコトによって初めて名作が生み出セるんダヨ!?」とザコキャラに言わせて、他のキャラが散々それを冷笑するわけなんですが、表現者でありながら表現しきらずに逃げる作者の姿のほうが私には残念です。
リミットが外れれば、とんでもない傑作ができる、そんな確信を持たせてもらいました。