ドラマとは違うけれど最高の太王四神記
★★★★★
始めに、ドラマの四神はまったくっでてきません。チョロもスジニもチャムチェもヒョンゴもキハもましてやファチョン会は一行も出てきませんが面白いです。談徳(タムドク)もヨンジュン氏の聡明で物静かな人物像とは違って炎のような英気あふれる人物に描かれています。神秘性はありませんが人間ドラマと戦術の詩的表現にひきこまれました。主人公タムドクの英知と苦悩。彼を取り巻く太陽のような女性と月のように悲壮な運命を背負った女性が登場します。そして注目は氷のような老軍師・・。もういっぺんにもう一つの太王四神記の世界に引き込まれていきます。本当になんと簡潔な文章であれだけ詩的表現と人間に感情が紙面に描ききれるのか言葉の表現に感嘆です。こちらも実写化してほしいぐらいです。
恥ずかしながらドラマノベライズと間違ってしまい購入した私。偶然の幸運に感謝しています!