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愛情日誌 (角川文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川学芸出版
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小さい子供を持つ方向け ★★★☆☆
4歳、2歳の子供を持つ女性の日常を、
特に夫との性関係、母と仕事と女とのバランスという視点から書いた作品。

正直、小説としてはあまりに表現力が乏しく、構成も甘く、
ちょっと良くできた主婦のブログを読んでいるような感覚。
「ある程度上手な文章でないと読む気がしない」という方にはお勧めできない。

他方、性格的にあまり偏りのない、ある意味最大公約数的な女性が主人公になっているため、
小さい子供のいる女性は共感するところが大いにあるだろうし、
男性も、妻がどんなことを感じて暮らしているのかを気付くヒントになると思う。
生きるって最高!!全編人間讃歌。 ★★★★★
人間てこんなにも楽しい生き物であるのか。
人間讃歌の書である。
しんどいときに この書を読んだら、人間て面白いモノだとつくづく実感させてくれる。
五十嵐豊子さん一家の物語は最高の人間讃歌となっている。
著者は日常生活をわかりやすい言葉で生々しく語り伝えてくれる名人。
ああ、こんなにも美しいのか、楽しいのか、しっかりわからしてくれる書。
最初の一言でノックアウトされながら 一気に読んでもいいし、時々読んでもよいし。
幸せになれる。
端から端まで すべてに漂うこのおおらかさとユーモア。
ああ、楽しいかな。
四人家族が食う糧を獲ているのは五十嵐豊子さんの存在があるが故。


よくわからない。 ★★★☆☆
3篇のっているけれど、たぶん結婚していないか、はじめの2篇の面白さが
感じられなかった。

20代読者は、3話目とか、同じ著者の「いらっしゃいませ」とかがおすすめ。

結婚って、安定なのかなと思いました。 ★★★★★
私は独身なので、結婚が恋愛とは違うと何度も言われてもピンとせず、この本を読んで、いかに恋愛が馴れ合いに近い安定に変わっていくのがよくわかって、それはそれで恋愛ではなく、愛情になるのだなと思うのですが、いいのかわるいのかわからないまま、でもこれが幸せなのだなと思いました。仲良く生きていけるのなら、過大広告のような情愛は、夫婦の間に必要か?などと。でも、とても面白かったです。ただ、3つ収録されているお話のうち、いきなり最後が違う話だったので、よくわからないまま読んでしまいました。
細かく言うと、★3.5 ★★★★☆
 最近のおすすめ女流作家のうちの一人、何度もほぉおという新鮮な感覚にあたる。3つ話があって、2つは続きもので1つだけ別の話。これは、3つともこの家庭の話でまとめた方がよかったと思う。

 但し、今回についてはあまりに体験談(子供ネタ)に力が入りすぎたかもしれない。悪くはないが、ここまで子供家族ネタ満載にされると、独身者はうんざりする。個人的な感覚かもしれないが、「ちんちん」という言葉も使いすぎな気がする。
 印象に残ったのは、「ちんちんの安定供給より、日々の親切のほうが嬉しいんです」という妻の言葉。