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鳥たちの旅―渡り鳥の衛星追跡 (NHKブックス)

価格: ¥1,218
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:樋口広芳/著 出版社名:日本放送出版協会 シリーズ名:NHKブックス 1038 発行年月:2005年09月 関連キーワード:トリタチ ノ タビ ワタリドリ ノ エイセイ ツイセキ エヌエイチケー ブツクス 1038 とりたち の たび わたりどり の えいせい ついせき えぬえいちけー ぶつくす 1038、 ニホン ホウソウ シユツパン キヨウカイ ニホンホウソウシユツパンキヨウカイ 6023 にほん ほうそう しゆつぱん きようかい にほんほうそうしゆつぱんきようかい 6023、 ニホン ホウソウ シユツパン キヨウカイ ニホンホウソウシユツパンキヨウカイ 6023 にほん ほうそう しゆつぱん きようかい にほんほうそうしゆつぱんきようかい 6023 コハクチョウ、マナヅル、サシバ、ハチクマ…。何千キロ、何万キロもの旅を毎年決まって行なう渡り鳥たち。彼らは、どこをどう通って目的地に着くのか。移動の経路をどうやって
鳥の渡り ★★★☆☆
 著者は発信器と衛星を使って渡り鳥の研究をしている人物。
 本書では、コハクチョウ、マナヅル、サシバ、ハチクマの4種類が取り上げられ、研究のあらましと、その結果わかりつつあることについて紹介されている。
 衛星追跡によって飛躍的に研究が進みつつあるようで、なかなか興味深い分野だ。しかし、まだまだこれからといった感じでもある。
 渡りのコース、どこでどんなふうに過ごしているか、北朝鮮と韓国の国境地帯の重要性といった話のほかに、鳥を捕獲する苦労や発信器開発のことなども。
 本としての構成に大いに難があり、不満の残る一冊であった。もう少し語る順序を工夫できなかったのか。文章にも問題あり。
世界地図帳を傍らに置いて、読みました ★★★★★
数年前にNHKで鳥の渡りを衛星を使って追跡する番組を観て、大変印象的だったのですが、先日書店で正にその衛星を使った渡り鳥の追跡をテーマにした本書を見つけ、早速購入しました。

研究者が一般の読者に鳥の渡り習性と生活に関心を持ってもらおうという意図で書かれた本なので、文章は読み易く、渡りのコースや移動距離も図版を通じてイメージし易くなっています。
手元に地図帳を携えて読むと一層、渡りのスケールの大きさを実感することが出来ます。

この本を読んで、子供の頃からの「渡り」に関する疑問の答えを得られ、興味深い事実を知ることが出来ました。

幾つか御紹介します。

1.鳥が渡りをするのは、寒さから逃れるためではなく、年間を通じて安定的に食料を確保するため。

2.渡り鳥が春に越冬地(南国)から日本へ渡って来るのは、春夏の日本の方が南国よりも沢山、食べ物となる動植物が発生するから。

3.鳥は、太陽・星座の位置や、地磁気に対する感覚で渡り先の方向を捉え、目的地に近づくと地形に関する記憶情報をもとに飛ぶ。

4.朝鮮半島の停戦ライン周辺は、シベリアや中国東北地方と日本の間を渡っているツル・ガンの重要な休息地点となっている。

5.日本からジャワ島まで遥か9千キロを、3ヶ月かけて飛行する鳥(ハチクマ)がいる。

そのほか衛星追跡には欠かせない発信器や、その取り付け方法(鳥を捕まえて、取り付けるのですが)、衛星追跡の国際的な取り組みについても、わかりやすく解説されています。
家並みをスイスイ飛び交うツバメに、思わず初夏の爽やかさを感じるかたには、きっと興味深く読んでいただけることでしょう。