カラスのいとし京都めし(2)
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ところは京都、烏寺。 誰が言ったか伝えたか、喋るカラスがいたという不思議な話の残るこの寺に、これまたずいぶん長生きのカラスが一羽おりました。好奇心旺盛、あまりに長く生きているこのカラス――。食への興味は烏以上、暇も知識も持て余しておりました。そしてついには人間へ興味を持つようになったのです。いつしかあだ名は「変わり者」。人の世界まで降りてきてしまったのでした。烏寺に住む今井家に居候しつつバイトをこなし、人間界のうまいもんをいただく日々のカラス。そんな時、今井家団欒でうっかりご法度のお酒をいただいてしまい、正体バレのピンチ…! 今回もハイテンションに京都めし17軒! 巻末には、カラスたちの足跡がたどれる、「いとし京都めし2も~っと!ざっくりMAP」を収録。