アルバムのタイトル通り菜奈ちゃんが叫びまくってます。
一枚目のアルバムは、今の北出菜奈ちゃんを知っていると少し物足りないと感じましたが、こちらは、今の菜奈ちゃんに近いと思います。

歌詞も少し過激でたまに「ん？」と思うこともありますが、そこが彼女の魅力の一つだと実感できる一枚でした。
ほかの方も書かれてる通り好き嫌いの分かれる声だと思いますが、彼女が歌うロックには脳に直接刺激が来る感じで(?)わたしは好きです！

一番最初の曲Star Killerが流れた瞬間このアルバム購入してよかったと思いました。

1stアルバムは、シングルが多かったのもあり、完成度は高かったですが、「北出菜奈」の人物像をリスナーに届けるまでに至らなかったものだったと思っていました。

彼女は、シンガーとして、決して歌がうまい方ではないと思います。
テクニックもさることながら、声質自体、好き嫌いが別れるタイプでしょう。

ひょっとすると彼女は、音楽活動よりも、ファッション関係のお仕事に就いた方が、もっと楽に道が拓けたかもしれません。
じゃあ北出菜奈はなぜ歌うのか。
その答えがぎゅっと詰まっているアルバムだと思いました。
彼女は歌手ではなくアーティストだと、このアルバムが教えてくれたように思います。

楽曲のクオリティも高い。歌詞も今までみたいに背伸びした物じゃなく、等身大で良いです。

彼女のこれからを期待したいので、星４つです。
これを越えられるアルバムに挑み続けていって欲しい。

北出菜奈を聞いてみるなら、このアルバムからを私は推奨します。