ガルシア・デ・マローネスによって救済された大地 第1回ゲンロンSF新人賞受賞作
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またもや神の子が死んでいる。
異邦人来訪から約100年を経た17世紀はじめ、地球から遠く離れた不毛の植民惑星。
そそりたつ十字架の上で、キリストそっくりの死体が磔になって現れた。
地球・バチカンから派遣された奇跡調査官たちは、次々に信じがたい地異に見舞われるーー。
「レム『ソラリス』、小松左京「氷の下の暗い顔」、シモンズ『ハイペリオン』、チャン「地獄とは神の不在なり」など、さまざまな名作を想起させる本格SFだが、作中には唖然とするような情景が大胆に放り込まれている」
「2020年代の日本SFを背負って立つ才能の出発点を、しっかり見届けてほしい」
(大森望「解説」より)
『SFの書き方』(早川書房)も話題の<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第1期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化!
新たな才能の登場を見逃すな!!!
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(著者)
高木刑(たかぎ・けい)
1982年生。<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第1期を受講し、最優秀賞にあたる「第1回ゲンロンSF新人賞」を受賞。大森望編『SFの書き方』(早川書房)に短篇「コランポーの王は死んだ」が掲載された。