B級映画っぽい面白さ
★★★★★
B級映画のような、心地よいアクション漫画です。
ベッドシーンとかあっても良さそうなんですが、ないです。
残念。
この漫画の巻末に「赤龍の乙女」の第1話が掲載されています。
「トリプルファイヤー」と「赤龍の乙女」両方を買ってしまった
私にとっては、なんだかもの凄い損をした気にさせられました。
紙媒体ですので、地球環境のことを考えると、これほどエコに
反した漫画本もないでしょう。
出版社はエコ政策に叛意を抱いているに違いありません。
資源は有限なのです、地球のことを考えて今後はこのような
コミックを出さないでいただきたい。
最低の商売
★☆☆☆☆
こちらだけでなく、「赤龍の乙女」のレビューでも、この本の仕様の酷さが指摘されていますが、
あえて付け加えるとすれば、この値段も問題です。
680円とこのサイズのコミックとしては高価です。
同時発売の大判コミック「ミツヨシ」と大差ありません。
それなのに、本の約20%は他のマンガ。
確かに、これがきっかけで体験版のマンガに興味を持つ可能性は有りますが、
大抵の人は詐欺に合った様な気持ちになるでしょう。
そもそも出版社の都合の勝手な広告を、本の値段に添加するなど有り得ない事です。
体験版のページは無いものとして、値段を算出しなければ絶対にいけません。
作品はなかなか面白いのですが、その事が吹っ飛ぶ程腹が立ちます。
出版不況での苦肉の策なんでしょうが、
こんな詐欺まがいをしていては、自分の首を絞める事になるのを自覚して欲しいです。
こんなバカな事に巻き込まれた作者の方が可哀想です。
この評価は作品自身へのものではありません。
★☆☆☆☆
タイトルどおり、星ひとつというのはこの漫画への評価ではありません。
作品そのものは明快な破天荒アクションで、作家さんのいい所が存分に
発揮されてて、大変面白かったです。続きも気になります。
ですが本の構成に問題があります。
本の後半、三十数ページほどが別の作家さんの作品の第1話が、
具体的には同日発売の竹内桜先生の「赤龍の乙女」の第一話が
「体験版コミック」と銘打って収録されてます。
(逆に「赤龍の乙女」1巻の方には「FIRE FIRE FIRE」の第1話が収録されてます。
そちらの方のレビューには別の方がすでにこのことを書かれてますね)
正直混乱しました。
ちなみに表紙や裏表紙、帯等にはこうした記載は一切ありません。
単行本を発刊するための水増しなのか。
(業界的に)雑誌が売れていないことから宣伝媒体の転換を狙った試験なのか。
それともほかに何か思惑があるのか。
これは編集の方に聞いてみなければわかりません。
(聞いても正直に答えて頂けるかもわかりませんが)
しかし私は、佐藤ショウジ先生の「FIRE FIRE FIRE」の第1巻を買ったはずでなので、
(同作家さんの別読み切り等ならまだ理解できますが)
全く別作家の全く別作品が宣伝目的に、さも当然のように「単行本」に収録されてることが
理解できませんし、理解したくありません。
とりあえず私にとってこの事は、器が小さいと思われるかもしれませんが
度し難く、全く受け入れることができないことであります。
両作品同時に買った私には、この部分は完全に全くの無駄なんですから。
こんなことをされては、単行本の概念が変わってしまいますし、
怖くてジャケ買いなどができなくなってしまいます。
少なくとも帯等に目立つように表記していただきたいです。
(まあそんな半端にキメラっぽい単行本買う気は減退してしまうかもしれませんが)
繰り返しますがこの評価、この文章は作品には直接関係ありません。
ただ、購入を検討されている方々におかれましては、
別作家別作品の1話が宣伝目的に収録されていることを念頭に置いて
購入の判断をされた方がよろしいかと思います。