狭い=マイナスではありません。小さな部屋を窮屈に感じさせず、くつろげる空間づくりに成功している快適シンプル暮らし。グラフィックデザイナーとして活動しながら、カフェ&バー「茜夜」を営む柳本さんの暮らしのルールは、1・固定観念を捨て使いやすいところにしまう。2・ふだんのサイズがミニサイズ。3・スペースを有効に使うべく、大きいテーブルを選ぶ。4・あかりを間仕切りにする。5・和服に親しんで、着るものをシンプル化。 自分にとっての気持ちよさ・暮らしやすさを模索したら、シンプルな暮らしにたどり着きました。
“小屋っぽい”家にしたいとリクエストして中村好文さんに設計をお願いしたシンプルなお宅。花教室を主宰している家主の暮らしのルールは1・花が映える舞台をつくる。2・暮らしに合わないものは、あえて持たない。3・季節や自然の移りに敏感になる。 この家を建てるにあたりスイッチひとつでお湯がわく生活を捨て、薪風呂に。わくまでにかかる時間で季節の移ろいを実感でき、火を眺めるだけで自然を近くに感じられるようになりました。
「ファッションは本質的にいいものを」をルールとして、基本の色を決めて素材は上質な天然素材を選択。いいものを厳選してファッションを楽み、同じアイテムでも着回しでお出かけ仕様に。 着回し以外にも、本多さおりさんをはじめとするおしゃれ上手な収納のプロに、自身の服の管理法も教えてもらいました。すぐに生かせる学びがいっぱいです。
白×黒のモノトーンインテリアはすっかり定着した人気のスタイル。モデルルーム的な生活感のなさをキープしているこのお宅には小1と小3の男子を含む家族5人が住んでいます。「子どもがいるから片づかない」なんてことはありません! 1・ものがすべて片づく瞬間をつくる。2・選ぶものは、とことん黒×白にする。3・黒はアクセント。大きい部分は白を選ぶ。4・子どものものは、動線よく扉の中へ。このルールでいつでも気持ちいいシンプル暮らしを実現!
暮らしといえば、料理も忘れてはいけないポイント。渡辺康啓さん、大庭英子さん、植松良枝さん等人気料理家にシンプルな料理のおいしさや魅力について伺い、レシピも教えてもらいました。あわせてその暮らしぶりも拝見。渡辺さんのルールは、1・素材の味と料理の香りに敏感になる。2・シンプルな調理法を試す。3・おいしい調味料を選ぶ。4・“眺め”のいい状態で料理をする。5・暮らし=衣食住。すべてに全力投球。「本当に好きかを考えてものを選んでいたら、部屋がものでいっぱいなんてことにならない。シンプルにならざるをえないと思っています。」