絶妙な引き…
★★★★★
傷ついたまま蝙蝠姿で搭乗したアメリカ国内線が、ハイジャック。
刻々と人に戻る時間が近づくなか、蝙蝠姿のままハイジャック犯に立ち向かうべく暗躍するも、不慮の事故(?)でまたまた傷だらけに。
アルは相変わらずひどい目にあってます。
恋愛感情には中々至らないものの、暁はアルに家族愛のようなものを感じているのではないかと思う。
蝙蝠姿のアルに対する態度には、ふしぶしに愛情が感じられて思わず顔が緩んできそうになります。
そして蝙蝠アルの愛らしさはパワーアップするばかりで、もう、引っつかんでポケットに入れて思いっきりかいぐりかいぐりしたい!と思うのは自分だけではないハズ…
キエフは今回も大活躍。もしかしたら一番良い人?
リチャード家の家政夫スタンが次回何かをやりそうで、それにアルがどう絡むのか。
次が待ち遠しいです。
暁の孤独は救われるのか?
★★★★★
ホラーのようなファンタジーのようなコメディのような、ジャンル分け不可能なカオスな状態はそのまま。それに今度は新興宗教とハイジャックという、いかにもアメリカが舞台の要素が加わった。アメリカのテレビドラマとか、ジュブナイルの探偵小説みたいなノリが楽しい。この巻を読んで、話の根っこが意外と深いかもしれないと思い始めた。暁がエンバーマーになったのは、母の死がきっかけかもしれない。美しい母の姿をとどめておきたいと考えたのかもしれない。暁の義父は映画監督だ。映画は女優の一番美しい時をフィルムに残すことができる。そしてアルは吸血鬼だ。できそこないだけれど死ぬことはない。暁がとどめておきたいと思うものをアルは体現している。それなのに、暁は誰よりもまっとうな対応をする。アルのためを思い、アルと自分の違いを思い、一番よいと思う方法で別れを告げる。
暁の孤独をアルに救うことができるのか?できそこないを言い訳にせずに、暁のそばにいることができるのか?これからが正念場かも。
え〜そんなあ〜
★★★★☆
すごく楽しみにしてたのに少しは進展?はあったかと思うのですが、なんで話が途切れてしまうのでしょうか。暁のアルに対する気持ちがあふれて来るようででもせつな過ぎますよ!なんか読んでいて涙が出てきちゃいました。中途半端な展開で終わってしまうなんて〜早く続きを出して下さい、木原先生!アルにとってはアメリカでキエフと一緒にいることが幸せなんでと思いましたが、それじゃあ今までの話はなんだったんだろう?この後があるのでしょうか?あの二人には幸せになってほしいです。
感動
★★★★★
凄い泣いたと思ったら、凄い笑えた。でも、最後にはやっぱり泣きました。
暁とアルの気持ちが凄く伝わってきます(^^)
−1の理由
★★★★☆
−1にしたのは、前半部分がごっそりハイジャックの話だからです。
後半もこんな調子なのかと思うと、
正直読んでいるのがきつかったです。
木原さんは大大大好きなのに、何度読むの止めようと思ったことか。
でも後半は期待を裏切らず、息を吹き返します。
そして、最後!!!
以外でした。ちょっと悲しいけど、
話は確実に前進しているので、私的には全然大丈夫でしたけど。
(話が停滞しているのが一番イヤ)
5巻はアメリカから始まるのか日本から始まるのか、
どっちつかずの状態です。
個人的には、忽滑谷が好きなのでたくさん出てきて欲しいです^^