著者からも想像できるとおり、主として金融機関の担当者向け教科書です。また、債務者にとっても金融機関やサービサーの手の内を知る目的で利用できます。売掛債権等の回収には、それに特化した本を読んだ方が効果的と思います。

債権回収に関する文献にもはや新味はない昨今だが、本書は一連の債権
回収からサービサーによる再生の具体的手法まで披瀝されている。
債権者の立場は勿論、債務者やそのコンサルの方にとっても債権回収、
償却、セルローン及び債権価格評価等について平易にして密度の濃い
実践的ノウハウを纏めている。
特に回収・再生の一線で活躍される方は一読を慫慂したいと思います。
続編を期待しています。
その際は、VALUATIONから各スキームへ移行させるための、より具体
的な技法についても還元して頂きたい。