「子どもを幸せにしたい」
誰もが、そう望んでいるでしょう。

しかし、現実にはどうでしょう？　政府の調査によれば、実に４人に１人の子どもが、幸せを感じていないのです。

あなた自身、幸せでしょうか。時に、幸せでないこともあるでしょう。辛いこともあるでしょう。
親であるあなたは、この「幸せでない」「辛い」感情を、子どもに経験させたくはないでしょう。

子どもを幸せにするにはどうしたら良いでしょう？
その答えを、アドラーが教えてくれるのです。

本書には、アドラーの著書『子どもの教育』より、子育てに役立つ教えを多数（92項目）掲載しました。
掲載するにあたり、アドラーの意図する内容を歪めないよう、十分に注意しながら日本語訳を行いました。
また、分かりにくくなりがちな訳文を補うために、解説も付しました。解説には、アドラーが述べている内容だけを載せるようにし、著者の考えは含めないようにしました。アドラーの教える内容だけを知りたいと考える読者への配慮から、そのような解説としました。

本書には、子どもを幸せにするための、アドラーの教えのエッセンスが詰まっています。繰り返し読み、実践してみてください。あなたの子どもはきっと幸せになり、社会に役立つ立派な人間になることでしょう。