「事件は現場で起きている」
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司法書士試験に合格後、最初に読む本としてどの本がおススメですかと
知り合いの先生に尋ねたところ、この本をを勧められました。
この本は「事件は現場で起きている」(笑)をモットーに、
筆者が消費者問題のプロフェッショナルとして孤軍奮闘する様子が綴られています。
ここでとりあげられるのは、クレサラ、悪徳商法、医療事故、労働問題、
パチスロ必勝法、未公開株詐欺事件など多岐にわたります。
驚くのはその行動力。若年層の被害を防ぐために高校生向けの法律講座を開催したり、
新人司法書士の研修にクレサラゼミナールを組み込んだり、
悪徳商法の被害実態を顕在化させるための仕組みをつくるために市の職員と交渉したり。
小手先の法律論に拘泥することなく、真の解決とは何か、
弱者保護とはどうあるべきかを考えて日々行動されています。
おススメです!