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Cipher (第1巻) (白泉社文庫)

価格: ¥650
カテゴリ: 文庫
ブランド: 白泉社
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救い難い・・・ ★☆☆☆☆
この漫画だが…作者はどうやらポップ感を取り入れたかったのだろう。
それはそれでまったくかまわない。だがミーハーにもほどがあるんじゃないだろうか。カルチャー・クラブ、マイケル・ジャクソン、トンプソン・ツインズ…まともな洋楽ファンなら聴けたものじゃないのだ。だが成田先生は大好きらしい。
バスケ好きなのはわかる。だが…なぜか活躍するのは白人ばかり。描写もお粗末の一言に尽きる。オフェンスのパターンの陳腐さも目を覆いたくなるほど。
さきほど述べたが…「白人度」が高すぎやしないだろうか。いや、確かに黒人も登場するが、あまりにも少ない。まあこれをもってして、成田先生には差別意識がある、といいたいわけじゃない。それにラテンアメリカ好きの私が違和感を覚えたのは、ヒスパニックがまったく出てこないということ。いや、ニューヨークにヒスパニックはさほどいないのかもしれないが、それにしても登場人物がやたら白人ばかり。なぜだろう。
どうやら成田先生にとって「かっこいい」ことはどんな価値観においても重要なものだったらしい。同じアメリカを扱った遠藤淑子の諸作品とは比較にもならない。それくらいお粗末な漫画。確かに本作は80年代の日本の読者層にはウケただろうが、私に限って言えばまったく話にならない。呆れて怒りすら沸いてこない。
この漫画のニーズは、マドンナとかマイケル・ジャクソンとかが無批判に好きで、ただかっこいい男の子が好きで、なおかつミーハーな人たちなのだろう。少なくとも、私向けではなかった。
Twin Towerがこの作品の象徴 ★★★★☆
有名なこの作品、リアルタイムに読んでいた頃は気づかなかったが、
「アニスと双子は学校(人前)でもサイファとシヴァと区別して話しているけど、誰も聞き耳立てないんだろうか」
とか、
「ファンがつくほど有名な俳優なのにドラッグやってて、いくら80年代とはいえパパラッチされないんだろうか」
とか、ギモンはいくらでも生じる。
でもやっぱり面白い作品だ。
私はディーナがキャラとして好きじゃないので、アニスとサイファがまとまるまでの3人の物語が好きだ(ああいうアメリカくさいフレンドリーさって苦手)。アニスに振り回されるイケメン2人が妙におかしい。
この作品にはまだWTCのツインタワーがNYの象徴としてそびえている。ところが、双子がNYとLAに別れてからはNYの象徴がWTCの代わりにエンパイアステートビルに変わっている。そういう細かい作者の配慮に要チェック。
捨てられない本 ★★★★★
10代の頃にリアルタイムで買って読んでいました。
その後何度か処分しようかと思ったのですが、少し年をとって読み返してみると、
若かった頃は意味がわからなかったセリフが、ものすごく胸にせまってくる言葉だったりして、
読み返すたびに発見があります。
10代で読んでも面白い漫画でしたが、30代になった今読んでも面白く、
しかも10代の時よりもっと泣けるのです。
名作だと思います。
これを無くして大人にはなれない! ★★★★★
CIPHERはもう漫画の域を超えています。まるで一本の映画を見ている様です。みんなはハイジ無くして大人にはなれないと言いますが、私の場合、成田美名子の漫画無くして大人にはなれないと言ったところです。読まなかった人はきっと後悔します。けど読んだ人も後悔します。なんでもっと早く出会わなかったのかと...
何度も読み直せる物語です。 ★★★★★
 初めて読んだのは中学生の時でした。その時は表面的な面白さや主人公達のやり取りにのみしかわかりませんでした。しかし、この物語の本当の深さがわかり始めたのは高校に入った後でした。それから何度も何度も読み返しています。サイファとシヴァの葛藤と心の動きが非常に丁寧に書かれています。またそこにヒロイン、アニスが2人の中で次第に大きくなる様子が描かれています。全て読み終わった時、心の中に何か感じるものがあるはずで。また、そして、何度も読み返すたびに新しい発見と感動があります。