スポーツ業界のコアで仕事をしている方、したい方には、必読の本です。
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スポーツマネジメントというと、とかく上っ面をかじるような文献や趣味的な文献がい多い中、この本は、リーグスポーツのステークホルダーとの関連性を全体のフレームとして捉えて、個々に成果を上げていくことで全体の成果を達成しようとしていることが判る文献。その意味で、“理論と実践”という表現はまさに的を射ている。著者はスポーツマネジメントと並んでスポーツマンシップについての本も書いているが、本書は“ビジネスとスポーツ本来の目的”、そしてスポーツマンシップでは“競争と遊び”のバランスをうたっており、両方を読むと著者の一貫したスポーツに対するリスペクトがうかがえて面白い。スポーツマンシップ立国論 〜今求められる人材育成戦略〜スポーツマンシップを考える