【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:戸田奈津子/著 出版社名:WOWOW 発売所名:共同通信社(発売) 発行年月:2006年04月 関連キーワード:スクリ-ン ノ ムコウガワ すくり-ん の むこうがわ、 ワウワウ キヨウドウツウシンシヤ 1366 わうわう きようどうつうしんしや 1366、 ワウワウ キヨウドウツウシンシヤ 1366 わうわう きようどうつうしんしや 1366 読んだらきっと、見たくなる。戸田奈津子が語るリアル・ハリウッド。映画字幕の第一人者が人気スターや監督との交流をとおしてつづる、愉しくて、やさしくて、とびっきり新鮮なシネマ・ガイド。 第1章 男とおんな第2章 闘う男たち第3章 人生いろいろ第4章 アメリカの影第5章 監督たちの業第6章 笑いもいろいろ
ページの向こう側
★★★★☆
BSfanの連載を集めたものです。コラムとしては短いものです。実はコラムとは言え、著者が書いたものではなく、編集者が著者とインタビューしてそれをまとめたものです。所謂語り下ろしという奴です。最近の新書もこの手で量産されています。これが新書の質が落ちている原因でもあります。
とは言え、本書は意外に読み応えがあります。作品紹介としては短かすぎるのですが、個々の作品、場合によっては俳優について語られていることは、映画界(ハリウッド)の舞台裏(バックステージ)を垣間見させてくれます。ページの文面の中にではなく、ページの向こう側に、「スクリーンの向こう側」が透けて見えるという感じです。
シドニー・シェルダン風のタイトルがいいですね。
映画文化の大黒柱
★★★★★
戸田さんの映画エッセイは、映画と俳優に深く関わった人ならではの含蓄と味わいがあり、常に読み応えがある。映画ファン必読の書。英語の達人でもあるが、本書には英語の話はあまり出てこない。気楽に読めるが、けっこう鋭い映画論だ。
ご本人のお言葉通り。
★★☆☆☆
著者戸田氏は「映画ライターとか批評の道に横滑りしようとはただの一度も考えたことがない」そうだ。失礼ながら「正解」ではないだろうか。
翻訳・字幕の仕事と批評は無論全然違う種類の仕事だ。本書は映画批評というよりは戸田氏が字幕をつけるにあたって感じたこと、翻訳・字幕づくりの難易度をさらっと書いた本という感じだ。スクリーンの裏側的な映画のバックグラウンドをもとめて本書を手にすると失望するだろう。
ブラピやT.クルーズとの個人的な面会経験談のようなおもしろトリビアがあり、そこだけまずまず面白かった。取り上げている映画の本数も少なくやや食い足りない印象である。