大学生のA子ちゃんB子ちゃんの会話を辿る内に、
気付いたら「ああ、思いこみなのかも…？」と
偏った認識について考えるきっかけになる本でした。

文字も大きめでセンテンスも短く、携帯慣れしている子にも読み易そう。
また、下半分は会話の挿絵（漫画風）という造りですが、この挿絵があなどれない。
文章を読む気力がなくても、ほんわかした絵を追うだけで
なんとなく文章と同じ内容を把握できました。

主人公は大学生ですが、昔の学校行事を例に取った会話もしているので、
読み手の年齢をさほど気にせずお勧めできそうです。

認知行動療法に興味を持ち、読んでみました。認知療法への入門の入門という感じで、楽しくわかりやすく読めました。
　同郷のまじめA子ちゃんと楽天B子ちゃんが故郷に帰省する道中でのできごとや中学校時代のできごとをふりかえりつつ、まじめA子ちゃんの認知の歪みの原因をさぐっていくという内容でした。
　最終的なキーワードは「感情性思考」というもので、それは、なんとなく不安な感情が、客観的事実を悲観的感情的思考でとらえてしまう「こころのクセ」のようです。まずは、事実を感情という色眼鏡で見ないで、そのままの事実として受け止めることが大切みたい。
　

　認知療法を知る入り口として、とってもいい本だと感じました。
認知療法の｢認知」の意味がマンガでとってもよく分かりました。
イメージ作りにとっても役立つと思いました。
　人間は事実をそのまま受け取っているのではなく、
自分がそれに対する解釈によって
ものを見ているんだなあということが分かりました。

　とてもよかったです！読んだ日から気が楽になりました☆私は、まさにまじめＡ子ちゃんで、この本が自分の気持ちをわかってくれたような気がしました☆どうにかしたいと思っていた自分の「こころのクセ」を変える答えがこの本にあったように思います☆ほんとに読んでよかったです☆☆☆

軽い気持ちで読まれるといいでしょう。

まじめでネガティブ思考のA子、ポシティブ思考のB子。
そのA子のまじめさが自分自身を幅の狭い人間にしてしまい、性格を暗いものにしてしまう。
ともすれば、「うつ」になる傾向が強いタイプ。

今回は、久しぶりに再開したB子のおかげで肩の力を抜く人生のあり方を伝授（？）されていくストーリー。
二人とも大学生なため、社会人に多い「パワハラ」や、姑関係による悩みまでは話が及ばないが、ネガティブ思考にある人には思い当たる部分が多いはずです。

もっと気楽に生きるための考えるクセを見直す参考書だと思います。