私は、今まで海外の様々なフーゾクに突入してきた。
その理由は、単なる興味本位ではもちろん、
ひとときの寂しさを紛らわす“彼女”が欲しかったことにほかならない。
フーゾクでは、お金さえ払えば、ひと晩をともに過ごす彼女が簡単に手に入ってしまうのだ。
とあるアジアの国ではたったの10ドル足らず……。
各国で物価の差こそあれ、わずかなお金を介して繋がった一瞬だけの関係を、
果たして本当に恋愛と呼べるのかどうかは分からない。
どんな顔をしていたのかさえ、ハッキリと思い出せない相手すらいる。
それでも彼女たちとの夜の思い出が、今でも胸の中で色鮮やかに輝き続けているのはなぜだろう……。

また、海外をバックパッカーで旅していると、
相手が売春婦ならずとも現地で出会った女性と恋に落ちてしまうような出来事もしばしば。

そんな“彼女”たちとの小さな恋の思い出を個人的な日記としてシコシコと書き留め続けてきたのである（照）。

とはいえ、これまで出版してきた海外＆日本を舞台にしたアングラな著書においては、
ページ数やテーマ的な都合で掲載することが叶わなかったストーリーがある。
今回は、そのいくつかを初披露。
例えば、フィリピンのカラ置き屋で出会ったプロ歌手を目指す女のコとの情事。
カンボジアでは、身に覚えのない美少女とのナゾのポラロイド写真を巡って夜の街へと繰り出したこと。
インドでは、ゲストハウスで知り合った日本人女性とひょんなキッカケから××××××してしまったこと。
香港では、マンションに住む彼女を訪ねてピンポンを押しまくったこと。
マカオでは、お金を節約するために場末の売春宿で生活しながら、高級エロサウナで世界各国の美女を相手にしていたこと等々。

海外フーゾクルポから現地で出会った女性との恋まで、小さな夜の夢を語り尽くす！

※本書は電子書籍用にすべて書き下ろしたエピソードを掲載しています。
※紙の書籍と同程度のQ数（文字の大きさ）に設定した場合、130ページ前後のボリュームとなります。
※アイパッド、キンドル純正の端末においては正常な動作を確認しておりますが、スマートフォンの一部の読み込みアプリでは文字の表示に不具合が見られる場合もございます。

2014年8月04日　初版配信
2014年8月06日　画像をリサイズ
2014年8月09日　一部の文字の表示不具合を修正
2014年8月27日　誤字を修正・加筆
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【目次】
巻頭
はじめに
第一章、歌手を目指すリーザ（フィリピン）
第ニ章、夢現に消えた少女（カンボジア）
第三章、バラナシの危ない夜（インド）
第四章、純愛の国 （ベトナム）
第五章、彼女を訪ねてピンポン（香港）
第六章、場末の売春宿と高級ホテルの女たち（マカオ）
おわりに

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【著者プロフィール】
藤山 六輝（ふじやま•むつき）
1983年生まれ。都内の私立大学を卒業後、金融機関に就職。
その後、エロ本出版社勤務を経てフリーライターに。
年2～3回のペースで海外逃亡しながら、アンダーグラウンドなジャンルの雑誌や書籍を中心に活動中。
裏の顔は逆にオーバーグラウンドなジャンル。日本全国をヒッチハイクで旅した経験もあり。
著書に『海外アングラ旅行』『気になるけれど行きにくいフーゾクにばかり行ってきました』『実録！いかがわしい経験をしまくってみました』（すべて彩図社刊）がある。