巷によくあるスケール練習方法は、単なる筋トレだった!
既刊『99%の人が弾けていない「本当のグルーヴ・カッティング」』で「カッティングの常識」を覆した著者が、今度は「スケールの常識」を覆します。
スケールといえば、ギタリストの多くは「マイナー・ペンタトニック主体」......それでは遅かれ早かれマンネリという悩みに陥ります。
その枠から出られない理由は「本当のスケール練習&活用法」を知らないから。
巷によくあるスケール練習法は実はただの筋トレでしかありません。
本書のテーマは、「モード、コードの真実」を紐解き、その結果得られる「本当のスケール練習方法」を、"ロック"を通して読者のみなさんに伝えることです。
(1) モード。
この言葉を聞いたことがある方の多くはジャズを連想するのではないでしょうか。
しかし実はロックとモードの相性は抜群なのです。
モードを上手く使っているロック・ギタリストのひとりがChar。
Charの「LEGAL FICTION」は非常にわかりやすいドリアン・モードの曲ですが、この曲を「奇妙な音楽」なんて思う人はいないでしょう。
こんな風にモードは普通にロックの世界に存在しているのです。
(2) コード。
過去のコード理論書は言葉足らずなものばかりでしたが、実は視点を変えればコードの本質は一夜にして理解でき、テンション・ノートに悩むことなど、絶対になくなるのです。本書でコードの知識をアップデートしてください。
(3) スケール。
スケール練習はあたかも音楽教育の儀式のような扱いですが、従来の「音階を上がって下がるスケール練習」を100時間行ったとしても、気の利いたフレーズのひとつも思い浮かばないでしょう。
あれは初心者が運指とピッキングのトレーニングをするための筋トレであって、音楽を作って演奏することとはほぼ無関係です。
本書で、(1)(2)(3)の関係をきちんと理解すれば、スケールを自由自在に操れるようになります。
ぜひともあなたのギター・プレイや作曲に反映してください。
【本の内容】
Step1 「スケールが親、コードが子供」だった!
Step2 これまでのスケール練習は単なる筋トレだった!
Step3 モードはカッコよくてカンタンだった!
Step4 モードはロック/ブルースに活用できた!
Step5 マイナー・ペンタトニックを飛び越える方法があった!
Step6 9日間でコンテンポラリー・フレーズをマスターする練習方法があった!
コラム
ロックにおけるモードな曲紹介、etc