2巻なの?
★★★★★
もとは全1巻だと。。
原作平井和正、絵石森章太郎となってるが、石森の絵がなくしてなりえた物語だろうか?
まだ小学生だった私が、これほどまで感情移入できたのはなんだったんだろう。
バビル2世とは違った超能力マンガ。いや、尊敬していた姉への追悼作品。
ほんと平井さん原作??
屈指の名作
★★★★★
平井和正氏の1つのライフワークの始まりであると共に、石ノ森章太郎氏も「新しい聖書を書く意気込み」で描いた素晴らしい作品である。
劣等感による恨みから、勉強もスポーツもがむしゃらにがんばるが芳しい成果が出ず、ますます心を傷つける高校生の丈。そんな丈をひた向きに愛し、丈が誰からも尊敬される人間になるまで守ろうとする姉。超能力SF漫画ではあるが、むしろ、戦いを通じての丈の精神の成長や、その姉の精神の偉大さ、崇高さに惹き込まれた。
高貴な育ちにして、強力なテレパシストである美しきプリンセス・ルーナは物語の華であるが、現在(2008年)流行のツンデレであるところも魅力的と思う。平井、石ノ森両氏の先見性は素晴らしく、心の病の問題も含め、現在読んでも実に面白い。
この1巻は、後に続く壮大な物語のイントロダクションと言えるかもしれないが、人間精神を見つめる実に重要なものであると思う。
超能力というものを知った最初−自分にもチャンスが!?
★★★★★
おそらく超能力というものの概念−種類・威力・使い方などを具体的に少年漫画の世界に広めた最初の作品だと思う。(「009」のシリーズがサイボーグの概念を広めたように)連載時リアルタイムで読んだ人間としては、一人一人の登場人物の超能力を持つに至った背景・役割・悩みなど、性格・肉付けがはっきりしているだけに、劇の舞台を見ているようにわくわくしていた事を思い出す。(いい所でまた来週!と引きも強かった。)
このように単行本にまとまると、改めて壮大な宇宙ファンタジーの様相を確認する事ができるし、超能力を身近に感じる事ができる。(自分にもチャンスがあるかもしれないと信じていた子供時代が懐かしい)
また、善悪の概念が外にあるのではなく、人間の内部に潜むという事を意識させてくれた作品でもあった。
最近のマンガは、超能力なのか能力なのか技なのか魔法なのか、判別が付かないのが当たり前の設定だが、黎明期のSF作品のひたむきさを感じ取って欲しいと思う。
全てはここから!
★★★★☆
平井和正&石ノ森章太郎により誕生した幻魔大戦。全てはここから始まっています。私にとって幻魔と言えばこれです。是非お読みください。
懐かしい
★★★☆☆
映画を見た人なら1~3巻まではノスタルジーにひたれる一品。4巻以降はその後の展開を知らない人にとっては驚きの展開。安くて切れよく読めるお勧めの一品。かなり古いので星3つ。