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企業価値を創造する会計指標入門

価格: ¥3,888
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
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”バリュエーション”の本、入門・基礎編です ★★★★☆
バリュエーションの本として、"日経BP MBA-バリュエーション”を導入編、
マッキンゼーの"Valuation: Measuring And Managing The Value of Companies"を応用・実践編、この本はその真ん中に位置していると捉えています。

ROE、ROAやEBITDA倍率など、それをどのように読んだらいいのかを知りたかったので、まさにそれらのバリュエーションの指標を内容の濃さを損なわずにコンサイスにまとめてくれており、大変読みやすく判り易いです。
会計指標の辞書として活用できる。 ★★★★★
諸会計指標が企業価値を創造出来るかどうかはわからないが、企業価値の表現である事は間違いない。本書は書棚に一冊あっても良い本だと思う。
経営指標に込められた経営者の意図をつかむ! ★★★★☆
昨今の経済ニュースで「企業価値の向上」という台詞を耳にするようになった。しかし、たいていの場合は「企業価値=時価総額」くらいにしか認識されていないような気がする。
資本市場を中心にして語りがち(それにニュースとしてはそっちの方が面白く扱いやすい)ために、そんな誤解が生まれる。

しかしそもそも企業価値を計るための財務指標は、
企業がどのような経営環境のもとに置かれているのか?またその中で、どのような価値を提供して、何を目指しているのか?
を考え抜いた上で設定されている。また、そうであるべきもの。

本書は、いわゆるお勉強ベースでの指標の意味するところや数式の解説にとどまらない。
ケーススタディ形式で企業を取り上げ、
「何故この企業は、ROE、ROA、EVAを指標に掲げているのか?」
を経営環境や事業モデルの分析を交えながら解説してくれているので、指標の「ココロ」を知ることができる。
指標のココロ、すなわち、その企業がどんな風に成長したいのか、そのために誰と戦って、何をすべきか。

最近流行の「企業価値向上!」言う台詞は分かったつもりになる意味不明のマジックワード。しかし、要するにその企業がどのように成長したいのか?指標を理解することで企業の成長の方向性を理解することができる。

ただ、コレで財務を勉強しよう!という本ではなく、あくまでも読み物。なんだかうちのマネージャーが勉強になる本だ!とかって言ってたけども、そこまで感動はしなかった。。
あと、会計指標、というよりも「財務指標」が適切では?
実に分かりやすい良書。 ★★★★★
この本には、類似書にありがちな、以下の2点が無く、「もどかしさ」「ストレス」を感じることなく、スーと頭に入ってきた。

よくある悪いパターン
1.論理的な緻密さのみを追求する余り、実務に使えそうにない眠くなるような説明が延々と続くパターン(日本の学者にありがち)

2.院生かMBA出たての若手を使って、単に米国の著作物(横文字)を縦に置き換えただけで、読むに耐えない日本語が羅列されているパターン

この本は、会計(というより経営)指標を意識しながら、経営者が資本市場と対話する手順を丁寧に解説している。

「MBAブーム」に反感を抱き、相変わらず「感情に訴求する経営」を続け、日産のリバイバルを「外国人だからできたんだ。日本人には無理。」と断じてしまうような経営者にこそ読んでもらいたい。
会計というより企業の戦略を読み取るためのツール紹介 ★★★★★
ROE、ROAといったよく耳にして、なおかつ定義自体はわかっているが、今ひとつ、企業の活動や戦略と、どのように結びついているのかわからない人に、会計指標を通じた企業の戦略の新しい視点をあたえてくれる本。
たとえばROAは総資本回転率と売上高利益率の2軸に分解し、この空間にポジショニングされる各社の位置が戦略の違いを示しているなど、単なる数字に、企業の意思を反映させた意味を読み込む方法を学べる。
それぞれの指標は、ケースを通じてより生きた説明がされているが、どの指標にどの企業をケースとするのかという観点でも、納得感が高い。たとえば武田薬品とROEなど、企業の重視している指標、その重視の度合いがほかの企業と比べて突出しているところを、上手に選んでいる。またそれぞれのケースは、その企業がおかれた外部環境と戦略について説明され、それとその指標の持つ意味の関連が記述されている。この分析は、一般的なアナリストのレポートよりも、企業のおかれた環境が構造的に記述され、とても参考になる。
経営指標の会計的側面について詳しく書かれた書籍はあったが、このような視点で書かれた本は少なく、また論理の展開の仕方も秀逸で、著者の見識の高さ、論理的な姿勢をうかがわせる。
各ケースで用いられている事実も、最新(2005年の会計数値まで)で、これだけの本を、この短い時間で書き上げたとしたら、本当にすごい著者の執筆能力である。
参考文献、索引、用語集も巻末にあり、難しい会計用語があっても、理解できるように配慮されている。
著者のほかの本もぜひ読んでみたい。