カンボジアに関わろうとする人の総括的な入門書
★★★★☆
旅行者としてではなく、NGOや他の活動でカンボジアに関係していこうとする人にとってカンボジアを知るための入門書として最適の一冊だと思います。歴史から現状までをいろいろな分野にわたり、読みやすく、手軽にまとめられたいます。60の項目は各5〜6ページにまとめられ、1項目ずつ読めばすいすいと読めます。編著者も信頼でき簡潔ながらカンボジアの全体像が分かるように構成されています。
但し、旅行者向けの本ではありませんので、旅行案内書として読む事はお勧めしません。
また、「カンボジアこんなとき何て言う?」(井出美和子著)は全く色合いを異にしていますが、カンボジア人気質とかカンボジア流を知ることができて、読み合わせられるとおもしろいかと思います。